DS Audioから、フォノケーブルの新製品「PH-001」が、3月3日に発売される。価格は¥220,000(ペア、税込)。
これまで同社には、フォノケーブルの発売を求めるユーザーからの声が多数届いていたそうで、今回、満を持しての製品投入になるそうだ。
ケーブルの特性としては、同社が展開する光カートリッジに最適化されているそうで、線材には銀メッキ銅線を用い、素線37本を束ねて構成。さらに銀メッキ銅線を使った網組のシールドで覆い、外来ノイズ対策を強化しているそうだ。コネクター(RCA)の端子部分には純銅の削り出し品を、端子ボディ部についてはアルミニウムを採用している。
PH-001の主な特徴
●信号線と電源供給ラインに同一素材を使用
MM/MCカートリッジでは、ケーブルのコールド側はグランドとして使用するだけとなるが、光カートリッジの場合は、このコールド側を使用してカートリッジに電源供給を行なっているため、コールド側の取り扱いはとても重要になるという。そこで、PH-001では、カートリッジへの電源供給ラインとなるコールド側に信号線と同一の素材を使用し、信号ラインと同様に扱うことで、カートリッジへの電源供給を安定するように設計されている。
●シールド
光カートリッジは受光素子のインピーダンスが比較的高いこともあり、MM/MMCカートリッジ用のノンシールドタイプのフォノケーブルを使用すると、外来ノイズを拾ってしまう可能性があるという。そのため本PH-001では、銀メッキ銅線の網組シールドで保護することで、外来ノイズをシャットアウトするようになっている。
●純銅削り出しRCA端子
通常、真鍮等の素材が使用されることの多いRCA端子には、純銅から削り出した端子を採用。音の情報量、開放感のあるサウンドを実現した、としている(純銅削り出し→金メッキ)。
●ケーブル素材に銀メッキ銅線を使用
ケーブル素材にはφ0.26mm/37本の銀メッキ銅線を使用。導体断面積は1.964mm2とひじょうに大きくなっている。また、シールドは網組シールド構造で、シールド素材には銀メッキ銅線を使用している。
PH-001の主な仕様
RCA端子:純銅削り出し端子
RCA端子ボディ:アルミニウム
ケーブル外径:15mmφ
ケーブル材:銀メッキ銅線
構成:φ0.26mm/37本
導体断面積:1.964mm2
絶縁体材料:FEP(フッ素樹脂)
シールド:網組シールド
シールド素材:銀メッキ銅線
長さ:1.2m
※仕様:Din→RCA(ストレート)、またはDin→RCA(L型)、またはRCA→RCAを選択可能
※ケーブル長さの追加は、0.5m当たり¥55,000(ペア、税込)