トライオードから、韓国の新進ブランドHiFi ROSEのプリメインアンプ「RA180」が、3月に発売される。価格は¥1,320,000(税込)。

 RA180は、昨秋開催の2022東京インターナショナルオーディオショウのトライオードブースに参考展示されていたので、覚えている読者も多いことだろう。

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 HiFi ROSEは、韓国CITEC社が手掛ける新進のオーディオブランドで、RA180でまず目を引くのは、70年代のオーディオ機器を彷彿とさせるようなその独特・斬新なデザインだろう。マニア心をくすぐるメカニカルなデザインの中に、最新の技術とこだわりのオーディオノウハウが詰め込まれているという。

RA180の主な特長
●Class AD (Advanced Digital) Amplifier
搭載するクラスDアンプには、クラスDアンプの持つ理想値のスペックを実現するために、従来使われているシリコンFETの代わりに、新素材のGaN FET(ガリウムナイトライドFET)を採用。これによって、リニアリティの向上が図られ、反応時間は従来の1/10以下と飛躍的に短縮されているという。結果として、ほぼリニアな出力を実現しており、アナログアンプのようなスムースで自然な音を生み出すことを可能にした、としている。

●マルチ出力回路構成
RA180は、安定した中低音域と低音域に特化したアンプモジュールと、滑らかな高音域とスーパートゥイーター領域に特化したアンプモジュールの2つのモジュールで構成されているそうで、各アンプモジュールは200W(8Ω)、チャンネルあたり最大400Wの出力が可能となっている。

 また、それぞれのモジュールをスピーカーの高域と低域に別々に接続するバイアンプ駆動も可能で、さらにBTLモードにも対応しており、2つのモジュールを結合させることで、400W×2chの大出力が得られるようになっている。

●スーパートゥイーター領域まで再生可能なワイドレンジ設計
周波数特性としては、10Hz~100kHzまでを確保。原音が持つ音場の奥行や広がりの忠実な再現に大きく寄与するスペックを備えている。

●バランス電源
電源は、本機用に開発された専用品を搭載。第4世代SiC FET(シリコンカーバイド FET)技術を駆使することで、発熱が少なく高出力を実現。また、自社開発のパワーファクター回路の採用で、急激な負荷変動の影響を受けにくい設計になっているという。

●可変イコライザーPHONO回路
カートリッジは、MMとMCに対応し、切替えはリアパネルのスイッチで行なう。また、調整機能として、中低音域のTURN OVER切替えと高音域のROLL OFF切替えを備え、様々なレコード盤に対応できるとする。

RA180の主な仕様
定格出力:4Ω 200W×4ch(800W)、8Ω 200W×4ch(800W)、BTL Mode On 400W×2ch(800W)
入力端子:RCA×3、XLR×1、Phono MM/MC(背面スイッチにより切替え)
入力感度:RCA入力1,000mV、XLR入力2,000mV、Phono入力MM/MC 5mV/0.5mV
入力インピーダンス:RCA入力47kΩ、XLR入力 44kΩ、Phono入力MM/MC 47kΩ/47kΩ
出力端子:サブウーファープリアウト×1
周波数特性(1W、±1dB/8Ω):スピーカー出力10Hz~100kHz、H/Fスピーカー出力10Hz~100kHz
全高調波歪率:0.006%(50W)
ダンピングファクター:150以上
SN比:RCA入力/105dB、XLR入力/108dB、Phono入力/80dB(MM),60dB(MC)
サブソニックフィルター:-3dB 50Hz
トーンコントロール:Bass(100Hz)/Treble(10kHz)±15dB
クロスオーバー:HPF(-3dB)600Hz~6kHz
フォノ:【ターンオーバー】Flat / 300Hz(+7.7dB@100Hz)/ 400Hz(+11.7dB@100Hz)/ 500Hz(+13dB@100Hz)(RIAA) / 700Hz(+14.5dB@100hz) 【ロールオフ】Flat / 1.6kHz(-16dB@10kHz) / 2.1kHz(-13.7dB@10kHz)(RIAA)/ 3.18kHz(-11dB@10kHz) / 3.4kHz(-8dB@10kHz) / 6.36kHz(-5dB@10kHz)
ボディ素材:高純度アルミニウム
消費電力:800W
寸法:W430×H110×D350mm
質量:16.7kg
付属品:リモコン、電源ケーブル(ディップフォーミング無酸素銅線TR-PS2)

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