中井貴一、佐々木蔵之介をW主演に迎え、<骨董コンビ>の痛快バディぶりでヒットを飛ばした映画『嘘八百』シリーズ。ファンの熱望に応えた最新作、『嘘八百 なにわ夢の陣』が2023年1月6日(金)より全国公開となる。

 これまでの利休(堺)、織部(京都)に続き、今作では満を持してなにわ・大阪を舞台に、豊臣秀吉縁起物「秀吉七品」の中で唯一所在不明のうつわ「鳳凰」を巡る丁々発止と騙し騙されの化かし合いが大勃発! スカッと胸のすく、そしてまさかの感動も待っている!? 末広がりの開運エンターテインメント。

 この度、12月19日(月)に本作の完成披露試写が行なわれた。W主演の中井貴一・佐々木蔵之介に加え、関ジャニ∞の安田章大、中村ゆり、友近、塚地武雅らが登壇し、大阪ロケの裏話や、「秀吉七品」にかけた“運試し”等、楽しいトークを披露していた。
          ●          ●
 2018年から続く『嘘八百』シリーズの第3弾『嘘八百 なにわ夢の陣』がついに完成! 12月19日には都内で完成披露試写会が行なわれ、主演の中井貴一、佐々木蔵之介、共演の安田章大(関ジャニ∞)、中村ゆり、友近、塚地武雅、武正晴監督が参加した。

 『嘘八百』第3弾となる今回は、古美術商(中井貴一)と陶芸家(佐々木蔵之介)の<骨董コンビ>が、豊臣秀吉の幻のお宝をめぐって大騒動を巻き起こす。めでたい金屏風を背景に、登壇者全員が「超面白い映画!」と太鼓判を押す中で舞台挨拶は煌びやかにスタートした。

 コロナ禍での撮影を乗り越えた中井は「皆さんに映画館に足を運んでいただけるような面白い映画を作り続けることが我々の使命。そんな思いも踏まえながら今回はキャスト・スタッフとよりコミュニケーションをとりながら撮影をしていきました」と報告。佐々木も「シリーズ3作目の撮影がコロナ禍でできるということで、現場には映画を作れる喜びがものすごくあった。みんなで楽しんで最大限の力を出しました」と回想した。

 また佐々木との3度目のタッグについて中井は「どんどん遠慮がなくなっていった」と微笑しながら「1作目のときは相手との間合いを図るけれど、2作目ではそれを忘れていて、3作目ではどうでもよくなっている。相手のことを思い図ることは超えて、やりたいだけやりました。そういう意味では一番息が合っていると思う」と全力投球を自負。それに佐々木は「確かに遠慮はなかった!」と笑わせつつ「それは役者ではなくて、役に対して遠慮がなかったということ。いい芝居ができて、最高に面白い喜劇になった」と手応え。武監督も「お二人にはシナリオ作りの段階から作品に入ってもらって、作品を愛でてくれた。1作目よりも2作目よりも楽しく遊んでいただきました」と胸を張っていた。

 カリスマ波動アーティストTAIKOHとしてシリーズ初参加の安田は、撮影の思い出を聞かれると「ラジオ体操をしていたら貴一さんに見られました」とポツリ。目撃した中井は「それも結構真剣なラジオ体操で…。そばに寄って彼に聞いてみたら『コンサートの時もどんな時もラジオ体操が体に良いんです』と仰っていて」と明かし、安田は「ハプニングが起きました!」とベテランからの目撃情報に照れていた。

 実際に絵を描くシーンもある安田だが、武監督から「神が下りてきたように本当に絵を描いてくれた」と評されると、安田は「感覚的にはそれで合っています。自分の体をただモノにしてキャンパスに繋げるというか…。このコメント自体おかしなことになっていますね!」とカリスマ感ある言葉選びに自らツッコミを入れていた。

 そんなTAIKOHを支える美女としてシリーズ初参加の中村は「ガチガチに緊張していたけれど、蔵之介さんは後輩の私たちに一切プレッシャーをかけない形でいてくださるし、貴一さんはそっと『僕もいまだに緊張する』と仰ってくれて。私も先輩のこういう優しいところを見習わなければいけないなと思いました」とベテラン2人の器の大きさに感激。佐々木と夫婦役を演じた友近は、佐々木とラブシーンのような瞬間があることに触れて「シリーズ初のR指定作品です」とジョークを飛ばすと、『全裸監督』を手掛けた武監督も「全裸的なものもありますからね。撮り方には気をつけました」とボケ返し。すると佐々木も「からみのシーンは監督からのアングル指示もあったので頑張った」と“嘘八百”で応戦して、友近は「そのシーンだけ急に日活感が出ますから」と色っぽく予告していた。

 塚地演じるオタク学芸員・田中は、もはや本シリーズの名物キャラ。塚地自身「何故かパート3にも登場する不思議なキャラクター。本当に美味しいポジションをいただいた」と喜びながらも「劇中に登場する骨董品を説明するキャラクターなので、撮影日数とセリフ量が合っていない。無茶苦茶喋らされた!」と長セリフに苦戦した模様。これに中井も「一番大変な役だと思う。怒涛の如くセリフがあって、塚地さんじゃなければ出来なかったはず。塚地さんだけにはなりたくないと思うくらい大変」と労をねぎらい、武監督は「本作の見どころは、ある意味で塚地さんです!」と宣言していた。

 イベントでは本作の内容に引っ掛けた2023年の開運占いを実施。特製おみくじで末吉を引いた中井だったが、あることを行なうと一気に大吉にレベルアップするという。その方法は「各駅停車で47都道府県を巡る」というもの。予想外のミッションに中井は「できるかこんなこと! 各駅停車ってどういうことよ!? 大吉にはなれないということ!?」とビックリ。

 一方、凶を引いたのは安田と武監督だが、安田は「ポジティブに考えて凶が一番最キョウということにしたい!」と前向きマインドで運気向上。ちなみに凶もあることをすれば大吉にレベルアップするのだが、その方法は「竹馬に乗る」というもの。あまりに簡単すぎる大吉ミッションに、“各駅停車で全国巡り”の中井は「凶よりも末吉の方が辛いのは絶対におかしい!」とすかさず異を唱えていた。

 最後は全員が赤い法被を羽織って、中井と佐々木が豪華な熊手を持っての写真撮影。主演の中井は「来年から47都道府県を各駅停車で巡りたいので、どこかでお会いする機会があれば声をかけてもらえたら幸いです!」と巡礼大ヒットを宣言して、佐々木も「お正月映画として家族で笑っていただけたら幸いです。全国47都道府県の皆さん、是非ともお楽しみください!」と新春全国公開に期待をかけていた。

映画「嘘八百 なにわ夢の陣」

2023年1月6日(金)全国ロードショー

<ストーリー>
前々作、前作で千利休、古田織部の茶器をめぐって大騒動。目利き古美術商と腕の立つ陶芸家のはずが、相も変わらずくすぶり続ける〈骨董コンビ〉の目の前に一攫千金のお宝=太閤秀吉の縁起モノ「秀吉七品」の1つで幻の茶碗〈鳳凰〉が現れた。開催間近の大阪秀吉博をはじめ“TAIKOH”と名のるカリスマ波動アーティストやその財団を仕切る謎の美女が絡み、歴史・骨董・アートのロマンと強欲が激突。大阪城を背景に繰り広げられる天下の騙し合いに〈骨董コンビ〉分裂の危機まで勃発!?お宝バトルを制するのは誰なのか?

出演:中井貴一 佐々木蔵之介 安田章大 中村ゆり 友近 森川葵 前野朋哉 宇野祥平 塚地武雅 吹越満 松尾諭 / 升毅 / 笹野高史

監督:武正晴 脚本:今井雅子、足立紳 音楽:富貴晴美 製作幹事:東映ビデオ 制作プロダクション:アークエンタテインメント 配給:ギャガ
(C)2023「嘘八百 なにわ夢の陣」製作委員会

This article is a sponsored article by
''.