ピクセルは、MADOO(マドゥー)ブランドの第2弾製品として、ユニバーサルフィットタイプイヤホン「Typ512」(Typはドイツ語で型式の意)を発表、12月23日(金)より発売する。市場想定価格は¥99,980(税込)。

 マドゥーは2021年に設立されたマルチドライバー構成に特化した日本のイヤホン専業ブランド。今回のTtp512はマイクロプラナードライバー1基とUHDダイナミックドライバー1基を搭載したモデルとなる。

画像1: マルチドライバーに特化したイヤホンブランドMADOOの第2弾「Typ512」が12月23日に発売。マイクロプラナードライバーとUHDダイナミックドライバーを搭載する

 マイクロプラナードライバー(Micro SquarePlanar Magnetic)は、原理的にはプラナーダイナミックの技術を用いたドライバーとなる。コイルで振動板を直接駆動するためダイナミック型のような迫力ある音色でありながら、高い剛性を持つ複合材料振動板を使用することで、締りのあるクリアーな音を生み出すという。Typ512に搭載されたPSM30101は、Planarシリーズの中でも小型のドライバーで、突き抜けるような高音と制動の効いた低音が特徴となっている。

 もうひとつのUHDダイナミックドライバーには、新規設計開発を行ったBelix振動板が採用された。Belix振動板はベリリウム蒸着を施したエッジにマグネシウムリチウム合金の薄膜から成型したドームを貼り合わせた複合振動板。Typ512で使用しているマグネシウムリチウム合金は強度と剛性に優れ、振動板に余計な響きが乗らない材質だという。さらに軽さの面では比重1.5g/cm3と、実用金属では最軽量の素材を使用している。

 ハウジングはスイスや日本の高級時計やドイツ製自動車などの切削工具を手掛けた金属加工を熟知したエンジニアにより設計され、高精度なCNC加工によりアルミブロックから削り出している。

画像2: マルチドライバーに特化したイヤホンブランドMADOOの第2弾「Typ512」が12月23日に発売。マイクロプラナードライバーとUHDダイナミックドライバーを搭載する

 イヤホンケーブルは、兄弟ブランドであるAcoustuneカスタムによるシルバーコートされた銅線の2芯×2の4芯ケーブルを採用。音質ロスを低減したケーブルによってイヤホンの性能をしっかり発揮する。コネクター部には新IEMコネクター「Pentaconn Ear(ペンタコンイヤー)」を採用。従来のMMCX コネクターよりも、プラグ部分とソケット部分がより密接に接触し、伝導性能に優れている。Typ512には、3.5mm3極L字金メッキプラグの「MRC011」と4.4mm5極L字金メッキプラグの「MRC023」の2本のケーブルが標準で添付されている。

「Typ512」の主なスペック

●型式:ハイブリッド型イヤホン(密閉型)
●使用ドライバー:Micro Planar Driver、UHD Dymamic "Belix" Driver
●周波数特性:20Hz〜40kHz
●インピーダンス:32Ω
●ハウジング部素材:ステンレススチール+サファイアクリスタル
●最大入力:15mW
●コネクター:Pentaconn EAR
●質量:42g(ケーブル含む)
※付属品:シリコンイヤーピース(S/M/L)、フリーフォームチップ、イヤピースケース、ケーブル、イヤホンケース(キャリングケース)

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