finalは、自社開発ドライバー「f-CORE DU」を搭載した新しい有線イヤホン「A5000」を12月23日(金)に発売する。価格は¥32,800(税込)。
全国の販売店や同社直営店のfinal STORE、final公式サイトで予約を受け付けており、12月21日(水)昼12:00までの注文で、12月23日のお届けが可能という(関東からの遠隔地及び離島を除く)。
A5000は、部品から生産機器まですべてを自社で開発・設計したドライバーのf-CoreDUを搭載。音質は、フラッグシップイヤホン「A8000」の開発時に確立した独自の評価法を基に設計を行なっている。距離が離れたところに定位した音もクリアーに届き、中低域の細かな音まで聴き取れるため、一音一音に奥行を感じることができる。
A5000の主な特長は以下の通り。
●Aシリーズの開発は音質と物理特性の関係の分析から新たな評価法を確立するところからスタートしている。音楽は、様々なクォリティで録音されたソースを、様々な音量で聴かれるものだ。しかし従来の評価法では音圧などを固定した条件で主観評価を行うことが一般的で、実際の製品試聴に即したいい音を判断することが困難だった。A5000では、実際の音楽聴取状況に沿った新たな評価法による音作りを採用している。
●振動板・ボイスコイル・磁石・磁気回路・各部接着剤などのドライバー部品から生産機器までも新設計し、A5000のために6mmφダイナミックドライバーユニット「f-Core DU(エフコアDU)」を開発。ドライバーフロントハウジングの素材は、アルミニウムよりも磁力の影響を受けにくく、比重の高い真鍮を使用。振動板の時間応答性能を高めるために、ボイスコイルは30μの超極細CCAWを使用し、最小限の接着剤で組み立てることで可動部を徹底的に軽量化している。さらに振動板は、通常の3分の1程度の小ロットでていねいにプレスすることによって、圧力の偏りを最小限に抑え、歪みのない均一な振動板の成形を実現した。
●A5000の筐体は、耳のポケットとイヤーピース、耳珠の合計3点で保持することにより安定した装着感を実現。そのため、多くの人の耳に適合できるという。接する点すべてに圧迫感が無ければ、これほどイヤホンの装着は快適なのかと感じられる、カスタマイズイヤホンのような優れた装着感となっている。
●A5000のために新たに開発された新設計の2-Pinソフトシルバーコートケーブルが付属。8芯のシルバーコートOFC線を編み込み、柔らかく取り回しのいい仕様となっている。2-Pinコネクターは高精度な自社開発品で、もっと汎用性が高いとされるφ0.78規格を採用している。
●ケーブルタッチノイズを解消するイヤーフックを採用。ワイヤーや樹脂の入ったケーブルに比べて異物感がなく、掛けていることを忘れる快適さが特長という。しっかりとケーブルに固定可能な、ロック機構付きタイプ(TYPE B)。
●イヤーピースは、音導管部分と耳に触れる部分とで硬度が異なる2種類のシリコン素材を採用。音導管部分には、耳に触れる部分に比べて硬度が高めのシリコンに溝加工を施すことで強度と柔軟性を両立。耳に触れる部分には柔らかいシリコンを採用し、快適な着け心地と高い遮音性を実現した。
「A5000」の主なスペック
●ドライバー:6mmダイナミック型
●筐体:ABS樹脂
●コネクター:2-Pin
●ケーブル:ソフトシルバーコートケーブル
●感度:100dB/mw
●インピーダンス:18Ω
●重量:28g
●コード長:1.2m