画像: Electro-Voiceの新製品「EVERSE8」ボッシュセキュリティシステムズ株式会社が製品展示および発表会を開催

 去る12月2日、東京都渋谷区「BOSCH(ボッシュ)株式会社 本社1Fイベントスペース」にて米国プロオーディオブランドElectro-Voice(エレクトロボイス)の新製品「EVERSE8」の製品展示および発表会が開催された。

  Electro-Voice「EVERSE8」は、Electro-Voice初のバッテリーを搭載したプロパフォーマンスのPAスピーカー。全天候に対応し、ストリートミュージシャンのライブ、DJのイベントから企業向けイベント、キャンプ場での利用など、多種多様な用途を幅広くカバーできる万能型ポータブルパワードスピーカーである。

 Electro-Voice社は、1927年に米国で設立され、今年で95年の歴史を誇る。同社は、エンクロージャー、ウェーブガイド、ドライバーなどすべてのコンポーネントを社内で設計し、スタンドアローンのスピーカーからネットワーク化されたサウンドシステムまでを構築できるプロオーディオメーカーである。

 今回は、自社ブランド元のボッシュセキュリティシステムズ株式会社によって製品展示および発表会が開催された。

ボッシュセキュリティシステムズ株式会社コミュニケーション・ビジネスユニット統括部長 金 勇一氏

 はじめに、開会の挨拶として、ボッシュセキュリティシステムズ株式会社 コミュニケーション・ビジネスユニット統括部長 金 勇一氏によるスピーチ。Electro-Voiceは日本で展開されてから約50年の歴史を誇り、今回お披露目されたElectro-Voice「EVERSE8」は、同社が長年に渡りスピーカーシステムを構築してきたノウハウ・知見をこの一台に凝縮したパワードスピーカーであることを説明されていた。

ボッシュ株式会社代表取締役社長 クラウス・メーダ―氏

 続いてボッシュ株式会社代表取締役社長 クラウス・メーダ―氏からは、挨拶とボッシュの会社の歴史についての説明をされていた。

ボッシュセキュリティシステムズ株式会社コミュニケーション・ビジネスユニット プロサウンドグループ セールス 課長 小町 康之氏

 セールスを担当されている小町氏からは、販売概要についての説明をされていた。
価格はOPENで実売価格は、12万円前後を予定、発売時期は、来年1月スタート予定とのこと。

ボッシュセキュリティシステムズ株式会社コミュニケーション・ビジネスユニット プロサウンドグループ テクニカルサポート 分藤 琢司氏

 テクニカルサポートを担当されている分藤氏によるElectro-Voice 「EVERSE8」の主な機能およびアクセサリーの解説。

 主な機能面の特徴として、防水に関しては、IP 43規格(水の飛沫や雨に対する耐性)にリアパネルの端子部のみ適合し、屋外使用で雨天時でも使用できる。
 稼働時間は、連続稼働時間は12時間(95db時)、最大音量では連続約6時間。バッテリーについては、取り外し可能なリチウムイオンバッテリーを採用。また、12V DCポート、USB-Cポートを搭載し、他の機材への電源を供給することも可能とのこと。
 音質面は、自社開発で特許取得済みのSST(Signal Synchronized Transducers)を使用した8インチウーファーとカスタム設計のウェーブガイドに取り付けられた高出力チタニウムツイーターを搭載している。帯域は、50HZ -20000HZまでをカバー。指向性は、100度×100度。また、Electro-Voiceの兄弟ブランドであるDynacord社と共同開発した高効率クラスDアンプとDSPモジュールによって駆動。Dynacord社開発の4チャンネルデジタルミキサーも内蔵している。
 
 設置方法としては3つの方法がある。①テーブル(スピーカースタンドで立てる方法)②キックバック(30度の角度で縦置きに立てる方法)③モニター(55度の角度で横置きに立てる方法)

 今回の発売時に展開するアクセサリーとしては3つ用意されている。1.予備用バッテリー 2.スピーカーの上に置くトレイ(スピーカーの上にワイヤレスシステム(Electro-Voiceのワイヤレスシステムは日本未発売)を設置することが可能) 3.トートバッグ (持ち運びに便利)があり、これらの製品が会場で展示されていた。

1.予備バッテリー

画像: 2.スピーカーの上に置くトレイ

2.スピーカーの上に置くトレイ

3.トートバッグ

画像: Electro-Voice「EVERSE8」でデモンストレーションする坂本英三氏

Electro-Voice「EVERSE8」でデモンストレーションする坂本英三氏

 一通り製品についての説明が終わった後は、坂本英三氏によるデモンストレーションライブが行なわれた。坂本氏は、ヘヴィメタルバンド「ANTHEM」や「アニメタル」等で活躍され、現在は、ソロ活動をされているアーティスト。

 今回の演奏では、エフェクターは使用せず、エレアコからダイレクトに「EVERSE8」に繋ぎ演奏。坂本氏は、演奏後のコメントで、「このスピーカーは、歌に馴染む感じがする。」という評価をされていたのが印象的だった。

 力強さを感じる歌唱法が坂本氏の持ち味であるが、このスピーカーは坂本氏の声量やギターの音の強弱をあますことなく表現していた。小規模ライブにおいてこの1台で全てが賄え、プロが使用しても十分な性能を発揮することを体感することができた。

画像: DJ TIDI氏によるElectro-Voice「EVERSE8」を使ったデモンストレーション

DJ TIDI氏によるElectro-Voice「EVERSE8」を使ったデモンストレーション

 続いて行われたのは、DJ TIDI氏によるデモンストレーション。 TIDI氏は2015年のSawagi Festivalでデビューし、海外ブランドのレセプションパーティーや都内各所のクラブやバー等、様々な場所で活動範囲を広げているDJ。

 TIDI氏の演出の巧さも相まって、このスピーカーから鳴る音が会場全体を包み込み、心地よい空間となっているような印象を受けた。コンパクトな筐体でありながら、低域から高域までをバランスよく鳴らせることを聴くことができた。

 Electro-Voice 「EVESE8」は、同社初のバッテリー搭載型PAスピーカーであり、多種多様な用途に対応することのできる優れたプロパフォーマンスの製品である。来年1月には販売される予定なので、興味のある人は、是非一度体感していただきたい。

Electro-Voice 「EVESE8」に興味のある方はこちらのサイトをご覧ください。

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