クローネンバーグの問題作が4K化『クライム･オブ･ザ･フューチャー』【海外盤Blu-ray発売情報】

米国盤『クライム･オブ･ザ･フューチャー』 2023年1月31日リリース

CRIMES OF THE FUTURE - 4K UHD BLU-RAY

米インディーズ･レーベルのデカール･リリーシングから、今年のカンヌ国際映画祭を震撼させたデヴィッド･クローネンバーグ最新監督作『クライム･オブ･ザ･フューチャー』（原題）の4K UHD BLU-RAYリリース･アナウンスが届きました（BLU-RAY版は8月に先行発売）。

人類が地球の苛酷な環境に適応できるようになった近未来。ノーマルな人間の状態から新たな生物学的構造に進化させる技術によって、人類は身体的苦痛と感染症から解放されていた。つねに新しい内臓が発生する疾病「加速進化症候群（Accelerated Evolution Syndrome）」を患うパフォーマーのソウル（ヴィゴ･モーテンセン）は、パートナーのカプリス（レア･セドゥ）と共に過激な内臓除去のパフォーマンスを生業としていた。ソウルに注目した政府機関は、過激な進化論者の集団に潜入することを依頼。ソウルは血生臭い戦慄の世界へと身を委ねていく。

1999年監督作『イグジステンズ』以来となるオリジナル脚本作品。クローネンバーグは習作時代に『クライム･オブ･ザ･フューチャー／未来犯罪の確立』（1970）を監督しているが、同タイトルとなる本作を「リメイクでも続編でもない（クローネンバーグ）」と語っている。共演は『スペンサー ダイアナの決意』のクリステン･スチュワート、『アンダーワールド』のスコット･スピードマン。

撮影は『月の瞳』『グランド･セダクション 小さな港の大きな嘘』のダグラス･コッチ。ARRIアレクサ mini／3.4Kオープンゲート撮影。DIファイルは4K。音楽はクローネンバーグ作品には欠かせない存在の名劇伴作家ハワード･ショア。サウンドデザインは『ヒストリー･オブ･バイオレンス 』『クリムゾン･ピーク』『ファーゴ（TV）』のロバート･ベルトラ、『復活』『さまよう』『スパイラル：ソウ オールリセット 』のトム･ビエリック。

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