Polk Audioから、50周年記念モデルとして「R200」ブックシェルフスピーカーのコレクターズ・エディション「R200AE」が発売される。全世界1000ペア限定(日本150ペア限定)で、価格は¥176,000(ペア、税込)。12月の発売を予定している。

画像1: Polk Audioの50周年記念限定モデルブックシェルフ・スピーカー「R200AE」が12月に発売。日本150ペア限定の特別な仕様が与えられた注目機

 Polk Audioは1972年に3人の学生がアメリカで創業したブランド。当時お金に余裕がなかった彼らは、様々なパーツや素材を試行錯誤するところから会社をスタートしたそうだ。その経験から “GREAT SOUND FOR ALL” という理念を掲げており、今日でも学生だった自分達でも購入できる最高のスピーカーを目指して開発を続けているという。

 今回のR200AEには、「R200」を名機たらしめている革新的な技術に加え、創業者であるマシュー・ポークのサインとシリアルナンバーがレーザー刻印されたバックプレート、チェリーウッドの突板を用いたプレミアムなエンクロージャー、アップグレードされたクロスオーバー・ネットワーク、24K金メッキ仕様の接続端子など、 コレクターズアイテムにふさわしい特別な仕様が与えられている。その主な特長は以下の通り。

●ピナクル・リングラジエーター・トゥイーターは、独自形状のウェーブガイドによって高域エネルギーを広く拡散し、部屋全体にスイートスポットを広げる。40kHzを超える広帯域再生能力と超高速で正確なトランジェントにより、どこに座っていても鮮明かつ高解像度なサウンドを楽しむことができる。

画像2: Polk Audioの50周年記念限定モデルブックシェルフ・スピーカー「R200AE」が12月に発売。日本150ペア限定の特別な仕様が与えられた注目機

●タービンコーン・ウーファーの形状は、試作と測定、そして試聴に基づく改良というプロセスを幾度も繰り返した結果として生み出された。超軽量かつ超高剛性なコーンは、優れたパワーと正確さ、そしてスピードを兼ね備えたサウンドを実現する。息をのむような中音域、緻密な低音、そして広大なダイナミックレンジを存分に味わうことができるという。

●一般的な設計のバスレフポートは、低音域のパフォーマンスを向上させる一方で、ポートの共振により中音域のディテイルをマスキングしてしまうことが知られている。 Polk Audio独自の X-Portは、特別に調整された固有音フィルターをバスレフポート内に追加することで、この不要な共振を打ち消し、歪みがなくタイトな低音域と、細部まで見通しの良い中音域を両立させる。

●ネットワーク回路にも大幅なアップグレードが施された。コンデンサーには、 50周年ロゴが印字された高品位なポリプロピレン・フィルムコンデンサーおよびポリエステル・フィルムコンデンサーのみを採用。また空芯コイルを使用することでコア材によるサウンドへの色付けをなくしている。定格電力が 2倍のセメント抵抗を用いることで発熱を抑え、温度上昇による抵抗値の変化を抑制した。

画像3: Polk Audioの50周年記念限定モデルブックシェルフ・スピーカー「R200AE」が12月に発売。日本150ペア限定の特別な仕様が与えられた注目機

 今回R200AEの音を聴く機会があった。搭載されるユニットは従来モデルのR200から変更されていないそうだが、そのユニットを取り付けるバッフル板が従来より厚みのある木材に変更されており、エンクロージャー自体も突板で強度が増している。

 その恩恵もあり、これまで以上に低域が安定し、よりバランスのいいサウンドが再現されている。ヴォーカルも伸びやかで自然な印象で、どんなジャンルの楽曲も安心して楽しめるまとまりだと感じた。ブックシェルフスピーカーの愛好家には一度この音を聴いてもらいたい。

「R200AE」の主なスペック

●型式:2ウェイ2スピーカー、バスレフ型
●使用ユニット:25mm ピナクルリングラジエータートゥイーター、165mmタービンコーンミッド/ウーファー
●再生周波数帯域:39Hz〜50kHz
●最小インピーダンス:3.8Ω
●能率:86dB/2.83V/m
●クロスオーバー周波数:3kHz
●寸法/質量:W190×H359×D354mm/9.8kg

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