ノアから、クラウディオの全自動レコードクリーニングマシンの新製品となる「CLN-LP200T」が、本日10月4日に発売される。価格は¥1,243,000(税込)。

画像1: クラウディオ、全自動のレコードクリーニングマシンの機能をアップさせ「CLN-LP200T」として新発売。124万3000円
画像2: クラウディオ、全自動のレコードクリーニングマシンの機能をアップさせ「CLN-LP200T」として新発売。124万3000円

 CLN-LP200Tは、特別な液体ではなく、水だけを使った洗浄(超音波)と、レコードを清潔に保つ乾燥機能を備えた全自動のレコードクリーニングマシン。これまで、「CLN-LP200」(2014年発売)や「CLN-LP200S」(2017年発売)がラインナップされていたが、2020年、原材料や各パーツの急激な高騰の影響を受け、残念ながら生産完了となっていた。しかし、生産完了後も多くのファンルから再発売の要望が届いていたそうで、今回、CLN-LP200Tとして新登場となった次第。

 同時に、生産完了となっていたオプション製品についても、価格を改定して再発売するということだ。

 CLN-LP200Tの洗浄機能を詳しく紹介すると、最も理想的な洗浄効果を発揮するという200Wの高出力な超音波によって水を振動させることで、マイクロバブルを発生させるキャビテーション効果を利用し、レコードの音溝深くに癒着した肉眼では見えないミクロで頑固な汚れや埃を除去する、という仕様。新製品では、その超音波素子の配置を見直し(レコードに対して垂直になっている)、レコードと超音波素子の距離を綿密に計算することで、洗浄能力の向上を図っているという。特許取得済みの独自技術を採用しているそうだ。

 実際の作業は、レコードを本機に垂直に挿入するだけで、自動で両面同時に洗浄~乾燥が行なわれるが、一般的な「洗浄と乾燥」だけでなく、「洗浄のみ」、「乾燥のみ」の設定も可能で、洗浄と乾燥の時間はそれぞれ0分(OFF)~5分(1分刻み)の間で調整もできるようになっている。作業が終了すると、ビープ音とLEDの点滅で、知らせてくれるギミックもあり。

 なお、洗浄用水については従来のCLN-LP200Sと同様に、外部タンク(容量20リットル)に入れて使用する設計を継承。それを給水ポンプで汲み上げ、洗浄槽へと送ることになるが、給水ポンプ~洗浄槽の間には専用のろ過フィルターがあり、常に清潔な水で洗浄できるよう設計されている。ろ過フィルターの交換も可能だ。その給水ポンプについても、長期の使用を考慮して、耐久性のあるブラシレスモーターを採用しているということだ。

 また、従来機では、レコードを回転させるための機構がベルトドライブ方式だったのに対し、新製品では独自開発の専用設計モーターによるダイレクトドライブ方式を採用。ベルトの交換が不要になるなど、アフターメンテナンスの手間の削減も図られている。

設置例

CLN-LP200Tの主な仕様
製品名:超音波振動式オートマチック・レコードクリーナー
推奨外部タンク容量:19ℓ以上(市販精製水の使用を推奨)
寸法:W481×H230×D217mm(ハンドル、突起部含む)
質量:14.5 kg
付属品:給水用ろ過フィルター、ポンプ付給水ホース、中継用給水ホース、排水ホース、推奨外部タンク(社外品)

●オプション
7インチレコード、10インチレコードの洗浄・乾燥時に必要な専用アダプター
「ADT-LP07」、「ADT-LP10」 各¥49,500(税込)

最大5枚のレコードを自動で洗浄・乾燥するオート・ディスク・ローダー
「ATL-RCM05」 ¥605,000(税込)

レコードの洗浄・乾燥時の音を抑制するためのサイレンサー。庫内の除湿機能つき
「SIL-S2」 ¥396,000(税込)
「SIL-S2ATL」 ¥539,000(税込)

外部タンク内の水温を低下させるアタッチメント。タンク内の水が一定の温度に達すると、自動的に本機を通して水を循環させることで、水温を低下させるように働く
「COL-LP200T」 ¥165,000(税込)

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