オヤイデ電気は、「L/i50 POWER CABLEシリーズ」を一新する。同製品は1983年12月「低インダクタンス電源用コードL/i50」として実用新案を取得、ユーザーニーズを製品に反映させ、完成度を高めて進化し続ける歴史的なオーディオ用電源ケーブルだ。そして今秋、18年振りのリニューアルとなる「L/i50 POWER CABLE」シリーズ2モデルが同時登場する。どちらも9月30日発売予定。
L/i50 V6 市場想定売価¥20,350(税込) ※ケーブル延長0.5mごとに¥2,200(税込)プラス
L/i50 OFC R3.0 市場想定売価¥12,650(税込) ※ケーブル延長0.5mごとに¥1,650(税込)プラス
L/i50 V6で使用されている主要パーツは“音をよくするためだけ”にこだわり抜いたオーディオ専用品となる。同社では厳しい生産管理のもと、高品質な材料を使用し、精度を高めた”Made in Japan”にこだわって製造しているそうだ。
オヤイデサウンドのDNAを受け継ぎながら、現代のオーディオに不可欠なハイスピード、高解像度、広大なサウンドステージを兼ね備えた製品へと生まれ変わっている。
一方のL/i50 OFC R3.0は、オーディオファイルのみならず、ミュージシャン、スタジオでも絶大な信頼を得ているオーディオ用電源コード「L/i50 OFCケーブル」。3 度にわたるマイナーチェンジを経て完成度を高めたオーディオ用電源ケーブルの定番製品となる。
両モデル共通の主な特長は以下の通り。
●内部導体は高純度OFCに長時間低温焼鈍を行いながら製造する。銅を伸ばす工程に発生する応力歪に対して急激な変化を与えないよう、低温でゆっくりと時間をかけながら伸線している。これにより導体内部組織が均質化され、安定した伝送を実現してくれる。
●絶縁材は振動吸収性に優れ、機械的強度を有する強化シリコンゴムを採用。瞬間的な電流負荷変動による振動を吸収し、不要な響きを抑え、原音忠実性を高めた。4本の内部配線はそれぞれ強化繊維(テトロン)スリーブで被覆し、ケーブル内部の共振を抑え、優れた振動制御能力を備える。
●4本の導体を対角線上に撚り合わせるスターカッド撚り構造を採用。ケーブルから発生する磁界を互いに打ち消しあうので、通常のケーブルに比べ低インダクタンスとなり、ケーブル内部で発生する輻射ノイズを大幅に軽減。
L/i50 V6の特長
●オーディオ用電源プラグ「AP-029」とIECコネクター「AC-029」を採用。「デュアルハウジング構造」「フレックスケーブルクランプ方式」「ARMOREDメカニカルアース」などの斬新なアイデアを盛り込んだ。ケーブルへの負担を緩和し、不要な振動を抑えることで制振性が向上。接触抵抗の少ない真鍮無垢の刃は、よりナチュラルでレンジ感の広い音を生み出す。
●電磁波吸収体を標準装備。接点で発生する磁気歪みを吸収し、不要なノイズをジュール熱に変換させることで、電源の質を大幅に改善可能。
L/i50 OFC R3.0の特長
●電源プラグはホスピタルグレード「明工社ME2591」を採用。 ホスピタルグレードの接触抵抗は、一般的な家庭用電源プラグに比べて約4分の1以下に抑えている。機器接続用IECコネクターには「SCHURTER 4781G」を採用。標準品のブレード部分(刃)をバフ研磨し、接点部分の表面を平滑化した後、2μ厚24K金メッキを施した 。