KADOKAWAから、松田優作の主演作『蘇える金狼』と『野獣死すべし』のUHDブルーレイが発売される。どちらも2022年11月25日のリリースだ。
『蘇える金狼』4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray 【HDR版】
(4K Ultra HD Blu-ray+Blu-ray+特典Blu-ray 計3枚組)¥12,980(税込)
『野獣死すべし』4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray 【HDR版】
(4K Ultra HD Blu-ray+Blu-ray+CD 計3枚組)¥14,080(税込)
先に発売された『犬神家の一族』『戦国自衛隊』の4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray【HDR版】に続いて、松田優作主演の2作品が登場するわけで、往年の角川映画ファンには嬉しい限りだろう。
今回の2作品は、2026年に50周年を迎える角川映画をUHDでリリースする「角川映画UHDプロジェクト」の一環。これは、オリジナル35mmネガフィルムから引き出された精細な映像やクリアーな音声を、史上最高品位のフォーマットで提供するとともに、「究極にして最終形態」の商品仕様を目指してリリースしていくものだ。
2作品共に2014年発売の4KScaning Blu-ray制作時に仙元誠三撮影監督に監修してもらったグレーディング作業のパラメーター(調整値)データを流用し、新たに4Kレストアを施したニューマスターを作成している。
さらにHDR(High Dynamic Range)化にあたってはフィルムのルックをふまえながら、1,000nitsのダイナミックレンジを存分に活かすグレーディングを敢行。これまでの映像よりも幅広い輝度や色域で表現できるため、明るいシーンはより鮮やかに、暗いシーンはより艷やかに、ダイナミックかつ繊細な映像を実現する。
音声は、現存する劇場用オリジナル素材より新たに修復・復元し、当時の音響効果を再現する形で収録される。更に『蘇える金狼』では、4chステレオ・サウンドのオリジナル音声に加え、モノーラル音声を初収録。『野獣死すべし』はオリジナルネガより新たにデジタイズ・サウンドリダクションを行ったモノーラル音声を収録する(96kHz/24ビット)。
これに加え『蘇える金狼』では、2000年のDVD化に際して作成された5.1chサラウンドRemix音源をドルビーアトモス化して収録する。『野獣死すべし』のDVD用に制作された5.1ch音声はモノーラル音源を疑似サラウンド化した音源でドルビーアトモスへの拡張効果がないため、そのまま収録するそうだ。
その他、UHDブルーレイは三層ディスク(100Gバイト)を採用し、オリジナル予告篇はじめ、特報も4K HDR化して収録。過去の特典映像他コンテンツも可能な限り収録するといったシリーズのコンセプトは継承されている。
その他の各ディスクの特典・スペックは以下の通り。いずれも映画ファンの所有欲をかき立てる内容なので、ぜひチェックを!
『蘇える金狼』
●写真集(A4ソフトカバー/100P)を同梱
●初収録内容を多く含む特典ディスク(Blu-ray)
・『蘇える金狼』ラッシュフィルム
・8mm映像(撮影準備にあたり、ハワイでの射撃訓練の風景を収録したスチールカメラマン渡邉俊夫氏所有の秘蔵映像)
・「華麗にそして豪快に」(スポニチ映像)、他
●ディスク:3層ディスク(4K Ultra HD Blu-ray)+2層ディスク(Blu-ray)
●音声:1.日本語 2022 Remix Dolby Atmos 2.日本語 劇場オリジナル 4chステレオ 3.日本語 劇場オリジナル 2chモノラル(4K Ultra HD Blu-ray) +1.日本語 劇場オリジナル 4chステレオ 2.日本語 2chステレオ 3.日本語 2000 Remix 5.1chサラウンド(Blu-ray)
●本編:本編131分
●製作年:1979年
『野獣死すべし』
●写真集(A4ソフトカバー/100P)を同梱
●サウンドトラック(背景BGMのみ)を初CD化の上、同梱
●映像特典として、TVスポット集を収録
・30秒×1種(SD素材より画質調整のうえ収録)
・劇場名ぶらさがり集(TVスポットの末に表示される各映画館の後付け告知テロップ ※全国10劇場分)、他
●ディスク:3層ディスク(4K Ultra HD Blu-ray)+2層ディスク(Blu-ray)
●音声:1.日本語 劇場オリジナル 2chモノラル 2.日本語 2000 Remix 5.1chサラウンド 3.MEトラック 2chモノラル(4KUltra HD Blu-ray) +1.日本語 劇場オリジナル 2chモノラル 2.日本語 2000 Remix 5.1chサラウンド 3.日本語 オーディオコメンタリー(Blu-ray)
●本編:本編118分
●製作年:1980年