プレシードジャパンから、AVIOTブランドの完全ワイヤレスイヤホンの新製品「TE-D01q2」が、6月2日に発売される。価格は¥7,920(税込)。

画像1: 音質と装着性を高めたノイキャン対応の完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01q2」、6月2日に発売

 TE-D01q2は、型番から分かるように、昨年発売されて、そのコンパクトさ、デザイン性の良さ、機能性の高さ(アクティブノイズキャンセル「ANC」機能搭載)でヒットした「TE-D01q」の後継機。人気D01qの基本性能を引き継ぎつつ、装着性やANC機能、音質をアップデートしたのが特徴という。

 装着性向上のために、イヤーピースは形状を一から見直した新設計品を同梱。従来品よりも傘の部分が平たく、幅が広くなり、軸の硬度も少し柔らかくすることで、カナル型特有の耳が詰まった感じを軽減。蓋のように耳穴を塞ぐことで、装着感を向上させている。

画像2: 音質と装着性を高めたノイキャン対応の完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01q2」、6月2日に発売

 サイズはSS~Lまでの4サイズを用意。加えてイヤーウイング(S/Mの2サイズを同梱)も装着済みで、イヤーチップ、イヤーウイング、そして滑らかな曲面で構成されたハウジングの裏面(耳に触る部分)という3つのポイントでイヤホンを支えることで、負担が少なく、長時間の装着においても、快適な使用が行なえるとしている。

 使用時間も若干ながら長くなっていて、イヤホン単体で約11.5時間、充電ケース併用で約34時間というスペックを持つ。10分の充電で約90分使える急速充電にも対応する。

 売りのアクティブノイズキャンセル機能は、「AVIOT SOUND ME」アプリと組み合わせることで、レベル調整、機能のオンオフなどが行なえるようになっている。外音取り込みも可能。また、アプリを通じてのアップデートにも対応し、本モデルでは要望の多かったマルチポイント接続に対応した(アプリを通じたアップデートによって)。

 なお、イヤホンのスペックとしてはD01という型番から分かるように、10mm径のダイナミックドライバーを1基搭載する。これは、前モデル同様。対応コーデックはSBC、AACだ。

 そのほか、TE-D01q2発売を記念して、Twitterでリツイートキャンペーンも実施するそう。詳細はAVIOT公式Twitterを参照のこと。

 今回、発売に先駆けて実機を試聴する機会を得たので、その印象を簡潔に紹介したい。

画像: 右が新製品D01q2。この状態では区別はつかない(ケースの色味が若干異なる)

右が新製品D01q2。この状態では区別はつかない(ケースの色味が若干異なる)

 まずは売りでもある装着性について。イヤーチップは写真を見て分かる通り、幅広、薄型タイプに変更されており、カナル型特有の耳に詰まった感じがかなり軽減されているのが分かる。同時に、幅広化によって、(イヤホンを)耳穴に挿すというより、蓋をするという感覚になるし、イヤホン本体がより奥に入っていくというか、曲面で構成されたハウジングの裏面が、耳穴周囲の窪み部分にピタッとはまることで、イヤホンの密着度が上がり、結果として装着性は向上しているように感じた。ただし、遮音性については前モデルD01qとそれほど大きくは変わらない。右

画像: 右がD01q2のイヤーチップ

右がD01q2のイヤーチップ

画像: 右がD01q2。グレーに見える部分は材質(塗装?)が変更されているのか、すべすべしていて装着時の感触も良好

右がD01q2。グレーに見える部分は材質(塗装?)が変更されているのか、すべすべしていて装着時の感触も良好

 ANCの効果については、すっかり新型コロナ前と同様の混雑ぶりの通勤電車内でテストしてみると、ONにすると周囲のざわざわした雰囲気がスーッと消える印象で、その効果は実感できる仕上がり。しかし、車外の走行音(レールの軋む音)は比較的そのまま聞こえてくる。車内のアナウンスはANC対象領域からはずれているのか、軋み音と同様にそのまま聞こえてくるので、乗り過ごし防止にはなるだろう。音質への影響については、全体的に空間が狭くなり、音数が減る(細かい音がマスキングされやすい)印象だった。

 なお、イヤホンの肝でもある音質については、D01qとは、方向性というかチューニングが刷新されていて、D01qがボーカルの聞きやすさ(強調しているよう)に留意した、若干のドンシャリ気味のサウンドという仕上がりに対し、D01q2は音楽の再現性を向上させる方向に注力したようで、曲(演奏)とボーカルの馴染みもよく、SBCコーデックながら特性はフラットで、質感のいい再現が楽しめる。ボーカルも強調させることなく、ニュアンスを感じられるような、微細な再現性が高められているのが分かった。ただし、ゲインはかなり低くなっているようで(音量が小さい)、ボリュームは少し大きめにする必要がある(D01qの1.5倍ほど。ANCがあるので、小音量でも聴きやすくはある)。

TE-D01q2スペックの主な仕様
Bluetooth version:5.2
対応コーデック:SBC,AAC
対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HFP、HSP
Bluetoothマルチペアリング登録可能デバイス数:8
ドライバー:10mmダイナミック型
通話用マイク:MEMSマイク
バッテリー容量:イヤホン片耳60mAh / ケース 380mAh
通話時間:最大6時間
連続再生時間:最大11.5時間(チャージングケース併用時:最大34時間)
イヤホン本体充電時間:約1.5時間
充電ポート:USB Type-C
防水レベル:IPX4相当
質量:イヤホン片耳 約5.5g
付属品:USB TypeCケーブル、ユーザーマニュアル、シリコンイヤーピース(SS/S/M/L各サイズ
1ペア)、本体同色イヤーウイング(S/M各サイズ
1ペア)本体別色イヤーウイング(S/M各サイズ
1ペア)

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