finalでは、同社が取り扱っているDITAの新しいフラッグシップイヤホン「Perpetua」(パーペチュア)を6月10日に先行発売する。市場想定価格は¥428,000(税込)。
DITAはシンガポールに本社を置き、「最高の体験はこだわり抜いた製品から生まれる」という信念のもと、美しく、そして洗練された製品づくりを追求するオーディオブランド。Perpetuaは、同社の創業から10年間のテクノロジーの集大成として開発された、新しいフラッグシップイヤホンとなる。先に開催された「ヘッドフォン祭2022mini」会場でお披露目されており、筐体・ドライバー・内部配線・ケーブル・プラグまで、すべて新たに設計されている。
筐体には、これまで同社フラッグシップイヤホンで代々使用されてきたチタンを採用。軽量かつ剛性が高いので、筐体の不要な共振を防ぐ、イヤホン筐体としては理想的な金属だ。一方で硬い金属であるが故に加工難度は高く、Perpetuaの有機的な丸みを帯びた形状に切削するには、時間とノウハウが必要だった。またロゴ部分には高級時計にも使われるサファイアガラスを使用し、こちらも曲面に仕上げることで、筐体と一体となったデザインとなっている。
ドライバーには12mmダイナミック型「PPT-D」(Perpetua-Driver)を新開発。これまでの10mmドライバーと比べて振動板の面積は65%増加している。振動板素材にはTEIJIN(帝人)のTEONEXという、優れた強度特性をもつ特殊樹脂を使用し、精度の高いドライバーの開発に成功した。さらに、このドライバーの内部配線にはAUDIO NOTE社の純度99.99%の純銀線を使用している。
イヤホンケーブルは、新開発「コイルオーバーケーブル」が付属。これはPerpetuaのオープンなサウンドステージを実現するために設計されたオリジナルのケーブルとのこと。導体に高純度無酸素銅(PCOCC)を使用し、芯線に6mmピッチで線材を巻き付ける特殊なコイル構造になっている。また、交換可能なプラグには、接合部がさらにタフに進化した「Awesome Plug2」を新たに搭載している。
収納ケースは、高い質感と使い心地に優れたイタリアンレザーを使用したレザーケースと、蓋が自然とゆっくりと閉まるように設計されたこだわりのキャニスターケースの2種類が付属。パッケージから付属品に至るまでPerpetuaの世界観を深く感じることのできる製品に仕上がっている。
Perpetuaは、本日(5月27日)より、フジヤエービックPart3及びDITA公式ストア、final STOREにて先行予約受付を開始。6月10日(金)に上記店舗で先行販売を開始する。全国の販売店での取り扱いに関しては6月17日(金)予約開始、6月24日(金)の発売を予定している。
「Perpetua」の主なスペック
●ドライバー:12mmダイナミック型ドライバー、PPT-D(Perpetua-Driver)
●再生周波数帯域:20Hz〜20KHz
●感度:108dB
●インピーダンス:20Ω
●コネクター:2Pin
●ケーブル:コイルオーバーケーブル
●筐体:チタン切削加工