finalは4月29日、およそ2年半ぶりのリアルイベントとなった「春のヘッドフォン祭2022mini」の開幕に先駆けて、同会場にて新製品を発表した。ここでは、同ブランドの完全ワイヤレスイヤホンの第2弾となる「ZE2000」、および、MAKEシリーズの新製品となる「MAKE4」プロジェクトについて紹介したい。

 まずZE2000は、昨年末登場の「ZE3000」の兄弟モデルという位置づけで、ZE3000の開発テーマでもある解像度のある音、有線イヤホンの再現力に近づけた音を受け継いだ、音質に注力した製品であることはもちろんで、その方向性(チューニング)を変えているという。ZE3000の広がりのある音、様々なコンテンツへの対応力の高い音、というものから、ボーカルの再現性に特に注力したサウンドにしているという。

画像1: final、完全ワイヤレスイヤホンの第2弾「ZE2000」を発表。ボーカルの再現性に留意したチューニング。「MAKE」シリーズにも「4」を開発中

 搭載ドライバーはZE3000と同様となる。一部仕様の変更などで、価格も抑えているそうで、ZE3000(実勢¥15,800)に対して、より購入しやすい価格になるということだ。発売は、5月下旬から6月を予定している。

 ちなみに、同ブランドの製品ラインナップを俯瞰すると、同じシリーズの中でもチューニングの方向性やブランディングによって兄弟モデルが多数展開されているが、完全ワイヤスイヤホンにおいても同様の考えがあるそうで、現在、完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルの開発も進められているそうだ。

 一方のMAKEシリーズは、同社がユーザーを対象に行なってきた、イヤホン組み立て体験会から生まれた製品で、自分好みの音をチューニング(パーツの変更など)して作り上げることができるイヤホンラインナップ。「MAKE1」「MAKE 2」「MAKE 3」という3モデルが用意されており、現在販売休止となっているモデルの再販(5月下旬~6月)も予定されているそうだ。

 そして、そのシリーズの第4弾として「MAKE4」プロジェクトが現在、進められていることが発表された。それは、スクリーンに投写されたイラストしか明らかにされていないが、後部にあるダイヤル=リューズを回すことで、背圧が調整できる仕様になっているということだ。

画像2: final、完全ワイヤレスイヤホンの第2弾「ZE2000」を発表。ボーカルの再現性に留意したチューニング。「MAKE」シリーズにも「4」を開発中

 合わせて、MAKEシリーズを楽しんでいるユーザーへ向けたコミュニティサイト「MAKER’S」のオープンも決定したという。オリジナル・レシピ(チューニングメニュー)を投稿したりできるなど、MAKEユーザー同士の交流が楽しめるものになるそうだ。参加特典も用意されていて、ポイントをためるとオリジナルピンズがもらえたり、限定イベントへの参加、最新情報の閲覧などが行なえるという。

画像3: final、完全ワイヤレスイヤホンの第2弾「ZE2000」を発表。ボーカルの再現性に留意したチューニング。「MAKE」シリーズにも「4」を開発中

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