エーイーティー(aet)から、オーディオ機器向けアースケーブルの新製品「HIN-EW125NI」シリーズが発売された。両端がY端子の仕様(HIN-EW125NI-Y56)と、Y端子-バナナプラグの仕様(HIN-EW125NI-bY6)の2種類が選べる。ラインナップと価格は下記の通り。
「HIN-EW125NI」シリーズ
<Y端子仕様>
「HIN-EW125NI-Y56」
1.5m ¥52,800(税込)
3.0m ¥66,000(税込)
0.6m ¥41,800(税込 受注生産品)
5.0m ¥79,200(税込 受注生産品)
<バナナ端子-Y端子仕様>
「HIN-EW125NI-bY6」
1.5m ¥56,100(税込)
今回発売されたHIN-EW125NIシリーズは、同社アースケーブルのトップモデルとして開発が行なわれたそうで、アースケーブルに必要な要素を、可能な限り詰め込んだものになるという。
HIN-EW125NI』シリーズの特徴
●電気ノイズを低減する帯電防止素材を2層構成で採用
アースラインに流れる信号はとても繊細で、外部からのノイズ影響による損失対策が重要になるという。そこで、エーイーティーでは、新しい帯電防止素材を開発。外皮と絶縁材に使用し2層構成として、超低損失を実現させた。さらに、電気ノイズを発生させやすいカーボンを使わないなど、細部にまでこだわっている。
●アース用の導体として初めて国産髙純度DF無酸素銅を採用
今回、国産髙純度DF無酸素銅を、アースケーブルに初めて採用。そのDF無酸素銅は、真空中で清浄な表面状態の銅母線の周囲に溶銅を付着凝固させ、より大きな断面積を実現させた導体になるそうで、厳格に管理した製造環境下で精錬しているという。音質的には、より艶めきのある音色と、スピード感を実現するとしている。
●アースライン構築による音質の向上
アースラインの接続性については、様々な機器のシャーシに容易に取り付けられるよう、従来より大きな6mmまで対応のY端子を採用。ハイエンドオーディオ機器に用意されているアース端子を使うことで、より効果を発揮する、としている。
●カスタムメード・パーツ類を採用
絶縁体、プラグ接点、被覆材など、適切な設計とチューニングを図ったカスタムメイド素材を採用。強度と導電性を高める独自技術MPC(マルチ・プロセス・クライオ)処理も適用している。
●素材から加工まですべてを国内で実施
HIN-EW125NIの主な仕様
導体:国産髙純度DF無酸素銅
断面積:1.25スケア
構造:高密度集合
絶縁:非鉛難燃耐熱素材による空気絶縁
被服:難燃耐熱素材(カーボン及び鉛系を廃した素材)
端末:対高周波コーティングY端子(In側〜5mmOut側〜6mm)
対高周波コーティングバナナ端子(HIN-EW125NI-bY6)