世界中で大ヒットを記録した映画『ゴーストバスターズ』(1984)の第3弾となる『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の公開に先駆けて、日本語版吹き替えを担当した上白石萌歌(主人公フィービーを担当)と、梶裕貴(フィービーの兄トレヴァーを担当)の二人が登壇するスペシャルイベントが1月26日、都内で行なわれた。

画像1: 『ゴーストバスターズ/アフターライフ』スペシャルイベント開催。日本語吹き替えを担当した「上白石萌歌」と「梶裕貴」が、作品の魅力を大いに語った

 当日は、新型コロナウイルスの感染防止の観点から無観客での開催となっていたが、会場には本作劇中に出てくるミニ・マシュマロマン約500体が鎮座し、イベントの模様を見守っていた。ちなみに、登壇者2名にはこの状況は伏せられており(つまりサプライズ)、幕が下りて会場を目にした二人は、「いっぱいいるー」と嬉しそうな笑顔を見せていた。

 イベントが始まり、司会より吹き替えのオファーを受けた時の心境を聞かれた上白石は、「両親がドンピシャの世代で、一緒に魅了されていた作品の最新作で、まさか(自分が)吹き替えをやらせていただくとは思っていなかったので、とても光栄です」と、驚きと喜びの入り混じった状況だったそう。

 また、吹き替え担当の話を両親に伝えたところ、「飛び上がって喜んだ」そうで、上白石自身も「家族みんなで楽しめるのが本作の魅力だと思いますし、家族のつながりもテーマとして描かれているので、ぜひ皆さんもご家族で楽しんでほしい」とその魅力を自身の言葉で説明していた。

 一方の梶は、「僕は初作の翌年生まれなので、リアルタイムでは観ていないんですけど、テレビで放送されるたびに家族で観て楽しんできたので、その記憶が蘇ってきました」と、こちらも嬉しそう表情で、「このために、声優をやってきたんじゃないかって思います」と大喜びだった。しかも、子供のころは、「劇中でゴースト退治に使う武器がかっこよくて、よく掃除機を持ってホースをニュートリノ・ワンド代わりにして遊んでいました。懐かしいですね」と、ぞっこんだった過去を披露していた。

 今回、初めて実写映画の吹き替えに挑んだという上白石は、「声を吹き込むのがキャラクターではなく、実在の人なので、その方(マッケナ・グレイス)の息遣いとか仕草をきちんと見て、グレイスさんの心境に同期できるようっていうことを意識しながら(声を)あてました」と、役(声)作りについて語った。

 一方、その兄トレヴァーを当てた梶は、「思春期の男の子らしい、屈折した感情を抱えているさまとか、それでいて繊細な部分も持っているところを、コミカルに表現するようにやらせてもらいました」と、語っていた。

 なお、イベント中盤には、ラスボスの声をあてた渡辺直美からのビデオメッセージが上映されると、舞台中央からなんと4mもの巨体のマシュマロマンが出現。スタッフよりニュートリノ・ワンドを手渡された二人は、嬉しそうにその巨大マシュマロマンを退治。無事にイベントは終了した。

画像2: 『ゴーストバスターズ/アフターライフ』スペシャルイベント開催。日本語吹き替えを担当した「上白石萌歌」と「梶裕貴」が、作品の魅力を大いに語った

映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』

2月4日(金)全国の映画館にて公開

<ストーリー>
初代ゴーストバスターズの4人がニューヨークの街中でゴーストたちと戦ってから30年。彼らによって封印されたはずのゴーストたちの封印が突如解かれ、田舎町に出現したゴーストたちの復讐が始まる。そんなゴーストに立ち向かうのが、本作の主人公フィービーだ。祖父が遺した古びた屋敷で暮らし始めたフィービーは祖父がスペングラー博士だったことを知り、30年前にニューヨークで何があったのかを調べ始める。空白の30年の間にゴーストバスターズたちに一体何があったのか? そして、フィービーがたどり着いた“家族の秘密”とは?

監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ギル・キーナン/ジェイソン・ライトマン
製作:アイヴァン・ライトマン
原題:Ghostbusters:Afterlife

出演:マッケナ・グレイス/ポール・ラッド/フィン・ウルフハード/キャリー・クーン/ローガン・キム/セレステ・オコナー

日本語版吹替声優:上白石萌歌(フィービー)、高山みなみ(ポッドキャスト)、朴?美(キャリー)、梶裕貴(トレヴァー)、木内秀信(グルーバーソン)、日笠陽子(ラッキー)

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