日本電気(以下、NEC)は、ビジネス・教育向けのパソコンを対象に、ガラスコーティングメーカー ハドラスホールディングスの開発したガラスコーティング剤「Dr.ハドラスEX」を塗布するサービスを、2月下旬より開始すると発表した。

 Dr.ハドラスEXは、ハドラスホールディングスが昨春製品化したもので、製品の表面に塗布することで高純度のガラス被膜を生成するというガラスコーティング剤に、ウイルスや菌を不活性化する効果のある「Hシールド技術」を盛り込んだ商品。

画像: ▲ガラスコーティング剤「Dr.ハドラスEX」。1本でおよそ20台の塗布ができるそう

▲ガラスコーティング剤「Dr.ハドラスEX」。1本でおよそ20台の塗布ができるそう

 そのHシールド技術は、インフルエンザウイルスや、新型コロナウイルスのように、ウイルスの周囲に脂質性の膜=エンベローブを持ったウイルスに対しての不活性効果が高いのが特徴といい、第三者機関での抗菌試験、抗ウイルス試験において抜群の効果が検証されたという。ガラスコーティング剤としては、国内で唯一、抗ウイルスと抗菌のSIAA(抗菌製品技術協議会)の基準をクリアし、認証を取得しているという(つまり安全性が高いということ)。

画像: NEC、ビジネス用パソコンに抗菌・抗ウィルスコーティングを行なう塗布サービスを、2月下旬より開始

 NECでは、本液剤の塗布サービスを行なうことで、企業・公共機関・教育機関で使用される(業務用)パソコンにおいて、長期間、抗菌・抗ウイルス効果を持続させることができ、結果、その都度のアルコール消毒作業の手間を減らせる、としている。

 塗布後のガラス被膜の残存性能は、ハドラスホールディングスの促進耐候試験によれば、5年以上の耐久性があるということだ。また同様に、耐摩耗性試験においても、コーティングを行なったステンレス板に対して、2.5kgの加重で1万回の往復擦過を実施後でも、被膜が残っていることが確認されている。

 NECでは、コーティング専門の部署・人員を確保し、1)クライアントがサービスセンター(キッティングセンター)へ製品を持ち込んで作業を行なうサービス、2)認定作業員がクライアントの元に出向いて塗布を行なう訪問サービス、の2種類を用意している。

▲溶液を染み込ませて

画像: ▲ノートパソコンに塗布する。1台およそ5分で完了

▲ノートパソコンに塗布する。1台およそ5分で完了

 対象はいわゆるBtoBとなり、価格は持ち込みで100台パックが¥400,000(税別、地域によって異なる)、訪問サービスは20台パックが¥194,000(税別、地域によって異なる)が基本料金。対象は、ビジネス用のデスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレット。スマートホンは対象外。

https://jpn.nec.com/press/202201/20220119_02.html

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