エミライでは、FiiO ElectronicsのBluetoothレシーバー＆トランスミッター機能搭載USB DAC｢BTA30 Pro」の取扱をスタートする。市場想定価格は￥15,950前後（税込）で、12月2日の発売を予定している。
BTA30 Proは、1台4役のメディアHUB機能で高い評価を得た「BTA30」から、機能・性能を大幅に強化。エントリーユーザーから熱心なオーディオファイルまで使ってもらえる「超」メディアHUBに進化している。
まずBluetoothの送受信機能を搭載。受信モード（RX）に設定すれば、愛用中のオーディオシステムはそのままに、PCやスマートフォンからBluetoothで送信した音声データを高品質にアナログ変換してくれる（受信時のBluetoothコーデックは、SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDACに対応）。
一方送信モードでは、テレビやCDプレーヤー等のデジタル出力をBluetoothとして送信し、Bluetoothスピーカーやヘッドホンで再生できるようになる。さらに、ハイレゾ信号も伝送可能なLDACや、ゲーム・映画鑑賞に最適な低遅延のaptx LLなど、コンテンツに合わせて選択できるので、ケーブルの制約を受けず、自由度の高いリスニング環境を構築可能だ。
なお、送信時のBluetoothコーデックはSBC、aptX、aptX LL、aptX HD、LDACで、LDACは光/同軸/USB入力時に使用可能となっている。
そのBluetooth用チップとして、クアルコム製「CSR8675」を採用。CSR8675は32ビットのオーディオ処理をサポートし、120MHz動作のDSPを搭載することで、様々なBluetooth関連機能をひとつのパッケージに効果的に統合しているのが特長という。
USB DAC/DDC機能も搭載しており、アプリから設定を変更することで、USB Audio Class2.0およびUSB Audio Class1.0の切り替え機能も搭載。ハイレゾ音源を楽しむことも、ゲーム機を高音質で楽しむことも簡単だ。
DACチップには、ESS Technology社のポータブル向け「ES9038Q2M」を採用。USB再生では最大でリニアPCM 384kHz/32ビット、DSD256の再生が可能。同軸デジタル入力は最大384kHz/24ビット、DSD128で、光デジタル入力は最大96kHz/24ビットに対応している。
接続端子も、アナログ音声出力（RCA）、光デジタル入力、光デジタル出力、同軸デジタル入出力、USbType-Cと豊富に準備している。
｢BTA30 Pro」の主なスペック
●Bluetoothコーデック：受信＝SBC/AAC/aptX/aptX HD/LDAC、送信＝SBC/aptX/aptX LL/aptX HD/LDAC
●対応サンプリングレート（入力）：USB＝最大384kHz/32ビット、DSD256 （DoP）、同軸＝384kHz/24ビット、DSD128 （DoP）、光＝192kHz/24ビット
●対応サンプリングレート （出力）：同軸＝最大384kHz/24ビット、DSD128 （DoP）、光＝192kHz/24ビット
●アップサンプリング：最大192kHz
●無線送信距離：30m（SBC時、遮蔽物なしの値）
●S／N比（dbA）：118dB（RCA出力時）
●ステータスインジケーター：SBC＝青色、AAC＝青緑色、aptX＝紫色、aptXLL＝緑色、aptX HD＝黄色、LDAC＝白色
●寸法/質量：W120×H25.8×D55mm/145g
