ボーズは、ノイズキャンセル機能搭載の完全ワイヤレスイヤホン「QuietComfort Earbuds」の性能と機能を強化するソフトウェアアップデートを開始した。
このアップデートにより、新しくActiveSenseテクノロジーを搭載したAware (アウェア)モードが使用可能となり、音楽を楽しみながら、同時に周囲の音を自然に取り込んで聞くことができるようになるという。騒がしい場所では周囲の不要なノイズを自動で軽減し、ノイズが少なくなったら、外部の音を快適なレベルに自動調整して再生するようになっているそうだ。
さらに、ノイズキャンセリングのレベル設定時に、シーンに合わせて設定可能な新しいモード、音楽をより手軽に楽しめるSpotify Tap、好みにあわせて調節できるEQ設定、ならびに複数のデバイスを簡単に切り替えられる新機能に対応する。
ソフトウェアアップデート2.0.7はiOSとAndroidに対応し、無料で提供される。
今回のソフトウェアアップデートによって、ノイズキャンセリングレベルの設定は、これまでの0から10の11段階のうち、最大の10と最小の0がデフォルト設定となり、名称も分かりやすく変更され、ノイズキャンセリングレベル10は、消音効果が最も高い「Quiet(クワイエット)モード」、ノイズキャンセリングレベル0では、周囲の音や人の声が聞こえる「Aware(アウェア)モード」として機能するようになる。
Awareモードは、デジタル信号処理とイヤホンに搭載されたマイクを利用する新しいBose ActiveSenseテクノロジーとを併用することで、周囲の環境音を取り込んで再生しながら、街中で不意に聞こえてくるバスや通過する電車の騒音などが生じたときのみ、ノイズキャンセリングレベルを上げてして効果を高めるようになるという。手動で音量やノイズキャンセリングレベルを都度調整しなくてもOKという自動モードだ。
また、Bose Musicアプリで好みに合わせて選択したノイズキャンセリングレベルを、Commute(コミュート)、Focus(フォーカス)、Home(ホーム)、Music(音楽)、Outdoor(アウトドア)、Relax(リラックス)、Run(ランニング)、Walk(ウォーキング)、Work(ワーク)、ならびにWorkout(ワークアウト)など、特定のアクティビティやシーンに適したモードとして保存可能。
これらのうち2つはショートカットとして追加することができ、左側のイヤホンをダブルタップするだけでアクセスできるようになる。どのモードになっているかを音声ガイドで確認できる。