ハーマンインターナショナルは新製品発表会「HARMAN EXPLORE TOKYO 2021」を開催、同社が現在取り扱っている人気製品や、この秋の注目新製品の紹介を行った。
冒頭ハーマンインターナショナルジャパンPresident and Representative Directorのトム・メッツガー氏が登壇し、ハーマンインターナショナルの現状を解説してくれた。氏によると同社は幅広い領域とスケールで、世界的なオーディオカンパニーとして成長を遂げているという。年平均成長率も全世界で二桁の成長を達成、ポータブルオーディオやオートモーティブ(車載)分野でも市場を牽引しているそうだ。
また同社が取り扱っているJBLが今年創業75周年を迎える事を受け、様々な取り組みを進めていることも発表された。弊社「StereoSound」の連載「聴く鏡」でお馴染の菅原正二さんが経営する一ノ関のジャズ喫茶ベイシーに、先日発表されたプリメインアンプ「SA750」(シリルナンバー1番)を納品されたという。
また先日リリースされた記念アナログレコード「ICONIC SOUND!-The JBL 75th Anniversary Jazz Vocal Collection」も会場内に展示、マークレビンソンの「No.515」と「No.526」、JBL「EVERESTDD67000」の組み合わせで心地いいサウンドを奏でていた。
その後、オートモーティブ、プロシューマー、コンシューマー等のそれぞれの分野での取り組みが各担当者から発表されたが、いずれもサウンドクォリティを重視した同社らしい内容となっていた。
以下はコンシューマー向けに登場する新製品の型番と価格。それそれの詳細については別途詳しく紹介したい。ARCAMは以前の展示会で参考出品されていたが、今回正式に発売されることになったとのことだ。
<JBLの新製品>
●スピーカーシステム:L52 Classic ¥110,000(ペア、税込、10月中旬発売)
●サウンドバー:CINEMA SB190 JBLオンラインストア価格¥33,000(税込、10月15日発売)
●パーティスピーカー:PartyBOX 110 JBLオンラインストア価格¥39,600(税込、9月17日発売)
<ARCAMの新製品>
●プリメインアンプ:SA30 ¥330,000(税込、10月発売)
●プリメインアンプ:SA20 ¥165,000(税込、12月発売)
●SACD/CD/ネットワークプレーヤー:CDS50 ¥143,000(税込、10月発売)
●アンプ内蔵ストリーミングプレーヤー:SOLO UNO ¥77,000(税込、10月発売)
この他会場内には、ポータブル機器を中心にした参考出品モデルも多く並べられていた。JBLブランドではポータブルBluetoothスピーカー「FLIP6」やノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホン「TOUR PRO+TW」、同じくノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスイヤホン「TOUR ONE」など。
さらにハーマン/カードンブランドの人気Bluetoothスピーカース「SOUNDSTICK」の最新モデルとなる「SOUNDSTICK4」も展示されていた。いずれも発売時期や価格は未定とのことで、正式な発表を楽しみに待ちたい。