テレコム・ライフスタイル・ファッション(TLF)とイタリアのカジュアルブランドDIESELがコラボしたスティックタイプの完全ワイヤレスイヤホン「DIESEL True Wireless Earbuds」が現在、絶賛発売中だ。

画像: DIESELの完全ワイヤレスイヤホン「DIESEL True Wireless Earbuds」は、ボーカルをくっきりと楽しめ、響きの余韻を味わえる製品

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 既報の通り、ファションブランド発の製品らしく、充電ケースのみならず、イヤホン本体についても、スタイリッシュなデザインをまとっているのが特徴だろう。

画像: 充電ケースの正面には、バッテリー残量を示すLEDを内蔵

充電ケースの正面には、バッテリー残量を示すLEDを内蔵

 スペック的な部分はあまり公表されていないが、通信規格はBluetooth 5.0、対応コーデックはSBC、AAC、バッテリーの持続時間は約8時間(イヤホン単体)、Qi規格のワイヤレス充電対応、防滴仕様といったフィーチャーを備えている。

 ここでは、試聴用のサンプルを入手できたので、そのインプレッションを紹介したい。

 まず、デザインや質感といった部分では、カジュアルブランドの面目躍如と言え、基本プラ素材を多用しているが、手触りや手にした時の質感は良好。回転式の充電ケースの蓋は珍しく、開閉作業をするだけで楽しくなりそうなもの。

 イヤホン本体はスティックタイプで、柄の部分が比較的長めの形状をしており、手にしっくりと収まるし、耳への装着感も、筆者の場合はバランスがとれていて良好だった。

 音質については、対応コーデックがSBCとAACとなっており、当然ながらAACのほうが圧倒的に音楽的な雰囲気を味わえるので、切り替えが可能であればAACでの接続をお勧めしたい。最近はAndroidスマホでもAACコーデックでの接続が可能なので、適宜チェックしておきたい。

 CDクォリティの楽曲をいくつか聴いてみての感想は、かなりボーカルが強調されているようで、どの曲でもボーカルがくっきりと浮き立つように再現されていたこと。とはいえ、楽曲もバランスよく再現されており、完全ワイヤレスイヤホンでありがちな、低音がその存在を強く主張してくる、ということはない。

 ドライバーの径や振動板の素材も明らかにはなっていないが、ボーカルの消え際の余韻や響きがきれいに再現されているところから察するに、強化コーティングをしていない、プレーンな振動板を採用しているようだ。AVIOT製品に通じる響きの美しさが堪能できた。

 一方で、細かい音の再現は不得手のようで、分離感などはもう一歩。レスポンスも同様。

 次にハイレゾコンテンツを再生してみると、ボーカルの再現性が向上し、響きも余韻はさらに緻密な印象となった。また、曲とのバランスもよくなり、より聴きやすくなった。

 今回試聴したのはブラックモデルだったが、レッド仕様もラインナップされており、イタリアのブランドらしくフェラーリを思い起こすような鮮やかな塗装が施されているので、デザイン性、音質を兼ね備えたファッションアイテムとして、耳元をおしゃれに飾ってくれるだろう。

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