ローランドから、スマートフォンでのライブ配信や動画撮影を高音質で行うことができ、楽器の接続や多彩な音の演出も可能にするコンパクトなオーディオ・ミキサー「GO:MIXER PRO-X」（ゴーミキサー・プロ・エックス）が7月31日（土）に発売される。価格はオープン。
スマートフォンでの動画撮影や編集が一般的になり、さまざまなSNSや配信プラットフォームが登場したことで、ライブ配信や動画投稿が誰でも気軽に行えるようになっている。同社では、スマホで高音質ライブ配信/動画撮影を簡単に実現する小型ミキサー「GO:MIXER」「GO:MIXER PRO」を2017年から順次発売している。2020年には、コロナ禍で自宅時間が増えたことにより、ライブ配信/動画投稿の人気と需要はさらに高まり、「GO:MIXERシリーズ」の販売も拡大しているそうだ。
新製品のGO:MIXER PRO-Xは、GO:MIXER PROの後継モデル。スマホやタブレット（iOS/Android）にマイクや楽器などを接続できるようにすることで、聴きやすいクリアーなサウンドで、多彩な音の演出を加えた配信/動画を実現した。YouTubeやTikTok用の動画撮影に加え、Instagram LiveやFacebook Live、17LIVEなどの配信プラットフォームにも対応。
GO:MIXER PRO-Xに外部マイクを接続することで、スマホ単体での配信/撮影に比べて音質が向上。コンデンサー型マイクにも対応するので、ヴォーカルやトークの繊細なニュアンスも表現できる。キーボードやギター、ベースなどの楽器、音楽プレーヤーの接続も可能で、映像だけでなくサウンド面の演出の幅も広がるという。
またZoomのスマートフォン用アプリに対応し、WEB会議や楽器などのオンラインレッスンにも活用可能。同社が提供している、簡単に画面分割動画が作成できるアプリ「4XCAMERA」や、音楽制作アプリ「Zenbeats」での録音にも使える。
GO:MIXER PRO-Xは、GO:MIXER PROユーサーの要望をもとに、機能や設計のブラッシュアップを行っている。例えばUSB接続ができないAndroidスマホでも使用可能になったほか、一般的なスマホ付属のマイク付きイヤホンにも対応。アクティブピックアップ搭載のギター、ベースを接続する際に、入力信号を抑えるスイッチを設けたことで、音の歪み（ひずみ）を少なくできる。
さらに、モバイルデバイスからのUSBバスパワー駆動に対応。単4アルカリ電池もしくは充電式ニッケル水素電池からの電源供給で、4時間以上の連続使用が可能だ。W104×H41×D155mm/215g（電池とケーブルを除く）のコンパクトサイズで、外出先での配信やコンテンツ制作にも適している。
