タクトシュトック、英国キース・モンクのレコードクリーナ―「Prodigy」を5月15日に発売。価格は￥195,800

　輸入代理店タクトシュトックは、同社取り扱いの英国のオーディオブランド キース・モンクのレコードクリーナ―「Prodigy」の発売が、5月15日に決定したと発表した。価格は￥195,800（税込）となる。

　Prodigyは、経年変化に強く帯電しない素材である竹を筐体に用いたレコードクリーナー。これまで同社が販売してきた製品は、洗浄用の薬液の散布も製品の機構に組み込まれていたが、本Prodigyではその散布作業をユーザーの手にゆだねることで、クリーナー自体は薬液のバキューム（吸引）のみに特化できるようになり、結果、飛躍的にコストパフォーマンスをアップさせることができたという。

　まず、洗浄したいレコードをProdigyのターンテーブルにセットし、ターンテーブルを回転させながら、盤面に付属のブラシ（Eco Roller）を当てその手前に洗浄液を垂らしていく形となる。これで一通り盤面の洗浄が済んだら（20～30秒ほど）、トーンアームのような吸引機を内周（ラベル上）にセット。あとは、自動で洗浄液の吸引（バキューム）が行なわれ、作業時間としては2分30秒ほどで盤面がきれいになるという。その際、吸引機の先端に取り付けられたチップが、盤面の溝をトレースしながら液体を吸引していくそうで、吸引漏れはないように設計されている。チップ自体の寿命も、1000枚分以上ある（使える）ということだ。

　ちなみに、洗浄液は4種類がラインナップされており、製品に添付される「discOvery 33/45」はレコード用。ラインナップの「discOvery 78」はシェラック盤専用。「discOvery Break The Mold（BTM）」が特にカビのひどいレコード用。「discOvery Digital」はその名の通りCD、SACD、Blu-rayなどの12cmディスク専用品となる。

　なお、バキューム（吸引）して専用ボトルに集めた廃液は、ボトルそのものが取り外し可能なので、廃棄もボトルの洗浄（水洗い）も簡単に行なえるよう設計されている。

　タクトシュトックでは今後、2021年の間には、洗浄液の散布と洗浄と吸引が全自動で行なえる「Redux」(￥638,000 税込)の発売（取り扱い）も予定しているそうだ。

PRODIGYの主な仕様
寸法：W550×H140×D220mm（付属のカバー使用時：H230mm）
質量：5.0kg
付属品：「discOvery 33/45」250ml(LP50枚分)、Eco Roller洗浄ブラシ、ラバークランプ、シングル盤アダプター、照明調整用リモコン(OFF可能)

オプション：専用洗浄液「discOvery 33/45」(￥6,600/1000ml)、「discOvery 78」(￥6,600/1000ml)、「discOvery BTM」(￥6,600/500ml)「discOvery Digital」(￥6,600/500ml)、交換用洗浄ブラシ「Eco Roller」(￥17,600/本体＋ファイバー3本付属)、交換用先端チップ「Threadless Tip」(￥6,600/2個入り)

Prodigy Record Cleaning Machine | 株式会社タクトシュトック(TAKTSTOCK CO.,LTD.)

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