PS Audioから、SACDトランスポートの新製品「PerfectWave SACD Transport(PW-SACDT)」が、本日3月26日に発売される。価格は¥900,000(税別)。

画像1: PS Audio、SACDトランスポート「PerfectWave SACD」を発売。電源・回路をディスクリート設計
画像2: PS Audio、SACDトランスポート「PerfectWave SACD」を発売。電源・回路をディスクリート設計

 PW-SACDTは、2009年に同社から発売された「PerfectWave Transport」の後継機で、今回ドライブメカを一新し、SACDメディアの再生にも対応するディスクトランスポートとして、販売再開となるもの。

 そのドライブは、ディスクトレイにアルミダイキャストを、メカニズムブラケットには2mm厚のスチールを採用するなど、高い剛性を備えているほか、異種素材の組み合わせによって共振の分散化も計算されているという。

 本体フロントには新たにUSB端子も装備され、USBメモリーに格納された音楽データ(ハイレゾ対応)のダイレクト再生も可能になった。

 デジタル音声処理については、同社の看板技術でもある「Digital Lens機能」を搭載。メディアから読み出した信号をいったんメモリー内で再構築することで、音質に悪影響を与えるジッター、ノイズ、読み取りエラーなどを最小限に抑制することができ、メディアに記録されたオリジナルの信号に近いデータの送出を可能にしているという。

 「I2S」(HDMI)端子にて、同社の「DSDAC」「DSDAC jr」と接続した場合に限り、SACDのDSD信号をネイティブ出力が可能となる。ちなみに、SACDの読込時間を短縮できる「SACDモード設定」が可能。

 なお、PW-SACDTに搭載されている回路は、大容量のデータにおいても高速に処理できるよう設計されているそうで、オリジナルのアルゴリズムと合わせ、信号の読み取りからメモリー内での再構成(Digital Lens)までを、ほぼリアルタイムで処理できるという。

 また、内部は回路ごと――ディスクドライブメカ専用回路、デジタルオーディオ回路、電源供給回路――に独立基板を採用し、電源の供給についても回路ごとに行なうディスクリート構成で、ノイズや干渉を最小限に抑える仕様・設計としている。

 その電源部、電源回路については、クリーン電源「PowerPlant」シリーズで培ったノウハウを投入し、アナログ電源回路にて、安定した供給と干渉を最小限に抑えた構造としている。トランスは、新規のカスタム製トロイダルトランスを搭載し、回路基板ごとに巻き線を分けるなど、ここでも干渉を極力抑える仕様している。

画像: ブラックモデルもラインナップ

ブラックモデルもラインナップ

PerfectWave SACD Transportの主な仕様
再生対応ディスク:SACD/CD/CD-R/CD-RW DVD-R*/-RW*/+R*/+RW* (*Audio data file only)
再生可能な音楽ファイル:MP3/WMA/AAC(~48kHz/320bps)、WAV/FLAC/AIFF(~192kHz/24bit)、ALAC(~96kHz/24bit)、DSD(~5.6MHz)
出力端子:I2S 1系統(PCM and DSD (raw))、Coax1系統(PCM)、BNC2系統(PCM and DoP)、XLR Balanced 2系統(PCM and DoP)、RJ45(Ethernet)
電源入力:100v 50Hz / 60Hz
消費電力:30W
寸法: W430×H00×D360mm
質量:9.97kg
付属品:リモコン、電源ケーブル、3P→2p変換アダプター、HDMIケーブル、取り扱い説明書(英・日)

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