ゾノトーンから、リードワイヤーの新製品「Grandio LW-1」が3月上旬に発売される。価格は4本セットで¥9,000(税別)。
Grandio LW-1は、型番から分かるように、同ブランドのハイエンド・ミドルクラスとなる「Grandioシリーズ」の名を冠したリードワイヤー。
その素材には、プレミアムメタルの超高純度7NクラスCuを中心に、高純度無酸素銅線PCUHD、純銀コートOFC、モダーン錫メッキ高純度銅、高純度無酸素銅OFCを含む5種の素材を用いた導体で構成されている。
そのうちのモダーン錫メッキ高純度銅は、かつて同ブランドの「Blue Spiritシリーズ」で採用されたもので、ジャズ・ファンから熱い支持を得た素材であるといい、今回、リードワイヤー製品に初めて投入したそうだ。
そうした5種類の素材の(ベストな)配合比(=黄金比)は、これまで同社が培ってきた知見を元に決定。ワイドレンジでありながら、力感、解像感、臨場感といったクォリティを、高次元でまとめ上げているという。
また、Grandio LW-1の外径わずかφ1.4㎜φ、導体サイズ0.31スケアという極小サイズとなるが、細部にいたるまで妥協を許さぬ“細心仕上げ”でまとめているそうで、リードチップは、燐青銅コネクターピンに銀とロジウムメッキにて2重処理。さらに、無ハンダによる圧着仕上げとするなど、Grandioの名にふさわしい工程で製造されているそうだ。
Grandio LW-1の主な仕様
●導体構成:超高純度7NクラスCu、高純度無酸素銅線PCUHD、純銀コートOFC、モダーン錫メッキ高純度銅、高純度無酸素銅OFC
●構造:高純度5種素材のハイブリッド、2層マルチストランド仕上げ
●導体サイズ:0.31スケア
●絶縁体:高純度ポリエチレン
●外径:φ1.4㎜
●リードチップ:燐青銅コネクターピンに銀と最高級ロジウムメッキの二重処理、無ハンダ圧着仕上げ(シェル側直径:1.0㎜、カートリッジ側直径:1.2㎜)
●付属品:プッシュピン(コネクターピン調整用)