エプソンは、同社が展開する両眼シースルー・スマートグラスのブランド「MOVERIO」の新製品として、コントローラーセットモデル「BT-40S」とヘッドセット単体モデル「BT-40」の2機種を3月下旬に発売すると発表した。価格はオープンで、同社直販サイト価格は、「BT-40S」が¥115,500(税込)、「BT-40」が¥64,900(税込)。

画像: ▲ヘッドセット単体モデル「BT-40」

▲ヘッドセット単体モデル「BT-40」

▲ヘッドセットと写真のコントローラーがセットとなる「BT-40S」

 このスマートグラスは、ヘッドセットをメガネのようにかけるだけで、目の前の空間に現れる大画面映像の視聴が可能になるというもの。ディスプレイはエプソン独自のシリコンOLED(Organic Light Emitting Diode:有機EL)を採用。両眼シースルータイプのため、視聴中に飲み物など周りのものを手に取る際にも、ヘッドセットを外して映像を中断することなく鑑賞ができる。

 従来製品がHD:1280×720で仮想視聴距離が約2.5m時の画面サイズが40型相当だったのに対し、新製品はFull HD:1920×1080で仮想画面サイズが60型相当となったことで、より高精細で迫力のある大画面映像を映し出すことが可能になった。照度センサーも搭載されており、周囲の明るさを感知し、自動で画面の明るさを調整してくれるという。

 BT-40Sでセットになっているコントローラーは、約3インチのタッチパネルを搭載し、OSはAndroid。Wi-Fiのネットワーク環境があれば、スマートホンと同様にどこでも動画配信サービスやインターネット上のさまざまな映像コンテンツを視聴できる。さらに、今回新たにGoogle Playストア内のアプリケーションが使用できるようになったため、使用用途の幅も広がった。USBケーブルのType-C端子も2つ装備しているため、コンセントやモバイルバッテリーに接続しながらも利用可能だ。

 また、BT-40Sでセットとして含まれているこのコントローラーは、単体のオプション製品「BO-IC400」としても用意され、4月に発売予定となっている。それにより、従来製品のスマートグラス「BT-30E」「BT-35E」と今回のコントローラーを組み合わせても使用可能となる。価格はオープン、直販価格は¥64,900(税込)。

BT-40S/BT-40の主な仕様
ディスプレイ方式:Si-OLED
パネルサイズ:0.453型ワイドパネル(16:9)
解像度:Full HD 1920×1080
画角:約34度(対角)
仮想画面サイズ:60型相当(仮想視聴距離2.5m時)
色再現性:24bitカラー(約1677万色)
接続端子:USB Type-Cケーブル、4極ミニジャック(イヤホンマイク CTIA規格対応)
イヤホン出力:最大電圧 150 mVrms 以下 / 広帯域特性電圧 75 mVrms 以上
防水性能:IPX2(USB端子部を除く)
寸法:W194×H41×D164mm(シェードなし)
質量:約95g(シェード、ケーブル等を除く)

BT-40S コントローラーの主な仕様
プロセッサー:Qualcomm Snapdragon XR1
OS:Android
Bluetooth:ver5.0
タッチパネルディスプレイ:2.95 インチ、480×854、静電容量方式マルチタッチ、AFコーティング付き
メモリ:4GB
ストレージ:64GB
外部メモリ:microSD(最大 2GB)、microSDHC(最大 32GB)、microSDXC(最大 2TB)
カメラ:約 1300 万画素、CMOS 1/3.06 インチ、オートフォーカス付き、フラッシュLED
接続端子:USB Type-C コネクター(ヘッドセット接続用)、USB Type-C コネクター(カバー付き)
防水性能:IPX2
定格電圧/電流:5V/2A
バッテリー:3.8V(リチウムポリマー)、3400 mAh、13 Wh
充電時間:約 3時間(電源がオフの状態で 5V/2A の電源アダプターを使用して USB Type-C コネクター(ヘッドセット接続用)から充電した場合)
寸法:W55×H23×D110mm(突起部含まず)
質量:約180g

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