EIZO株式会社は、同社のクリエイティブ市場向けカラーマネージメントモニター「ColorEdge CGシリーズ」の企画・開発に関して、映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)が主催するアカデミー賞の一部門である「アカデミー科学技術賞」を受賞したことを発表した。

 アカデミー科学技術賞は、映画界に貢献した重要な技術を生み出した企業・技術者に対して授与される賞で、今回はColorEdge CGシリーズに搭載されている自動キャリブレーション技術などの開発に貢献した4名が、その中の「技術貢献賞(Technical Achievement Award)」というカテゴリーで選出されている。

 受賞に際してColorEdge CGシリーズが評価されたポイントは、以下の3点となる。

1)キャリブレーションセンサーと呼ばれる画面の色や明るさを測定するセンサーをモニター筐体に内蔵し、自動でキャリブレーションが可能なこと
2)画面表示の輝度・色度ムラを抑え、表示均一化を図るデジタルユニフォミティ補正回路を搭載していること
3)他のソフトウェアとの連携を容易にするSDK(ソフトウェア開発キット)を提供していること

 クリエイターが制作や色確認に使用するモニターは、常に正確な表示状態を保持する必要があり、そのためには定期的なキャリブレーション(画面表示品位の維持管理作業)が求められる。一般的なモニターでは、作業者が都度、キャリブレーションセンサーをモニターに取り付け、専用のソフトウェアを実行している。

 しかし、キャリブレーションセンサーを内蔵したColorEdge CGシリーズでは、定期的なキャリブレーションはモニターが自動で行うので、作業者の手間を軽減し、維持管理コストの削減や業務効率向上を図ることができるわけだ。

 今回の受賞について、同社代表取締役社長 実盛祥隆氏は以下のようにコメントしている。

 「これまで映像制作のプロフェッショナルの皆様のご要望にお応えし、皆様の作品づくりに貢献してこられたことを、ここに改めて感謝いたします。
 また、今回の受賞が、社員の創造力、問題解決力、そしてものづくりへの情熱を培う企業風土によりもたらされたことを誇りに思います。
 当社社員のさまざまな業界における多様な経験の蓄積が、新しいイノベーションを生み出し、これが当社のさらなる飛躍の足がかりになることを確信しています。今後とも高品質で洗練されたイメージングソリューションを通じて業界の発展に寄与するというEIZOの使命を果たしてまいりたいと存じます」

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