NECパーソナルコンピュータから、個人向けノートパソコン、デスクトップパソコン、およびタブレットの2021年春モデルとなる新製品群が発表された。発売は1月21日より順次行われる。ラインナップは下記の通り。

<ノートパソコン>
LAVIE Pro Moble
 PM950 1月21日発売 オープン価格(実勢25万円前後)
 PM750 同上     オープン価格(実勢22万5000円前後)
 PM550 同上     オープン価格(実勢19万5000円前後)

LAVIE N15
 N1575 1月28日発売 オープン価格(実勢19万円前後)
 N1535 同上     オープン価格(実勢15万円前後)

LAVIE N14
 N1475 1月21日発売 オープン価格(実勢18万5000円前後)
 N1435 同上     オープン価格(実勢14万円前後)

LAVIE N12
 N1275 2月25日発売 オープン価格(実勢16万円前後)
 N1255 同上     オープン価格(実勢14万5000円前後)

<デスクトップパソコン>
LAVIE A
 A2797 1月21日発売 オープン価格(実勢25万円前後)
 A2377 同上     オープン価格(実勢23万5000円前後)
 A2365 同上     オープン価格(実勢20万円前後)
 A2335 同上     オープン価格(実勢17万5000円前後)

<タブレット>
LAVIE T11
 T1195 2月25日発売 オープン価格(実勢6万円前後)
 T1175 同上     オープン価格(実勢4万3000円前後)

 今回の製品群の中では、ノートタイプのN15、N14、N12、およびタブレットのLAVIE T11が新製品となり、Pro Moble、およびデスクトップのA27/A23は機能強化版となる。

 まず全体を通しての特徴としては、CPUにインテルの第11世代Coreプロセッサー(Tiger Lake)が搭載されたこと、オンライン会議の普及・拡大に合わせて音声機能(ミーティング機能)が強化されたこと、PC持ち運び時の紛失防止機能の搭載、キッズメニューの改善、といった項目が挙げられる。

 ミーティング機能については、これまで搭載してきた、相手の声を聞きやすくするもの、多人数の参加でも出席者の声を聞きやすくするもの、周囲のノイズや部屋の残響を抑えるもの、といった機能は継承しており、さらに出席者の声の大きさを一定にして聞き取りやすくしたり、ヘッドホン使用時においても相手の声を聞きやすくする、という機能が追加(強化)された点になる。

 紛失防止機能については、MAMORIOの提供するサービスに対応し(2年間無償利用可)、PCとスマホをBluetoothでリンクさせておけば、スマホ(自分)とPCがある一定以上の距離になった際(=置き忘れたなど)に通知してくれる。もし、置き忘れた場所が分からなくても、ほかのMAMORIOユーザーが(置き忘れた自分のPCの)近くを通過したり、駅などに設置されているMAMORIO SpotにPCが届くと、通知してくれるようになる。

 キッズメニューの改善については、昨年の春に一斉休校措置が取られて以降、緊急事態宣言が解除されたあとも、キッズメニューのページビューが増加したことを受け(=オンライン学習やステイホームによって、子供がPCを扱う機会、頻度が増えた)、表示項目数の増加や、リンク先に「Zoom」アプリを追加するなどの改善を行なったそうだ。

 さて、ここからは新製品の主な特徴について紹介したい。

 LAVIE N14は、家庭内での持ち運び利用をメインに想定した、14インチ液晶搭載のノートパソコン。モバイルに特化したN12よりも大きな画面を採用し、据え置きをメインとしたN15よりも一回りコンパクトなサイズにまとめているのが特徴となる。キーボードや液晶のヒンジなどは、フラッグシップPro Mobleに近いデザイン・形状が与えられており、スタイリッシュでかっこいい筐体に仕上げられている。N1475はインテルCore-i7プロセッサーを搭載し、液晶はフルHDのIPS仕様。Wi-Fi6にも対応し、内蔵バッテリーの持続時間は約12時間とパワフルなもの。一方のN1435はRyzen 3(3250U)プロセッサーを搭載し、液晶はフルHDタイプ(IPSではない)となる。

画像: NECパーソナルコンピュータ、個人用のノートPC、デスクトップPC、タブレットの2021年春モデルを一挙発表。タブレットには有機ELを搭載

 LAVIE 12は、12インチ液晶搭載の、モバイルに特化したノート。953gという軽量ボディでありながら、バッテリーライフは約11.2時間を確保。PC紛失防止機能MAMORIOに対応し、USB Type-C端子はDisplay Port Alt Mode、USB PDをサポートする。N1275はインテルCore-i7プロセッサーを、N1255は同Core-i5プロセッサーを搭載する。

 LAVIE 15は、15.6インチの液晶モニター搭載モデル。今回、Core-i7搭載モデル=N1575とCore-i3搭載モデル=N1535がラインナップ追加された。

 タブレットのLAVIE T11は、大画面とハイスペックを組み合わせたプレミアムモデル。T1195については有機ELディスプレイ(解像度2560×1600)を備え、HDR10もサポートするなど、映像視聴に特化しているのが特徴。JBL製4スピーカーも内蔵し、ドルビーアトモスにも対応する。CPUにはクァルコムの「スナップドラゴン730G」を搭載し、現行「TE710」に対して約3倍のスピード(処理速度)アップを果たしている。

画像: LAVIE T11(T1195)

LAVIE T11(T1195)

 なお、オプションとしてデジタルペン「PC-AC-AD022C」、スタンドカバー付きキーボード&液晶保護フィルム「PC-AC-AD020C(T1195用)」「PC-AC-AD021C(T1175用)」もラインナップする。後者を装着すると、Surfaceのようになる。

画像: タンドカバー付きキーボード&液晶保護フィルム。価格は各¥9,980前後

タンドカバー付きキーボード&液晶保護フィルム。価格は各¥9,980前後

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