KDDIとKDDI総合研究所は、アフターコロナを見据えた文化振興の新しい挑戦として、1966年の開場以来50年以上にわたり日本の伝統芸能を支えてきた国立劇場とともに、スマートフォンで視聴できる古典音楽の新たな鑑賞体験を企画した。

 今回は、雅楽の演奏団体「伶楽舎」と、「新日本フィルハーモニー交響楽団」メンバーの協力の下、現存する世界最古の管絃楽と西洋文化を代表するオーケストラの共演による、音と映像で近づける360度アンサンブルを実現。東西の伝統音楽が融合した演奏は、「新音楽視聴体験 音のVR」アプリで12月7日(月)より配信をスタートしている。

 「音のVR」とは、動画の見たい・聴きたい部分に自由自在にフォーカスできるインタラクティブ視聴技術で、最大360度の8Kビデオ&3Dオーディオから任意の範囲の音場をリアルタイムに合成、再生するもの。「音のVR」アプリを利用し、好みの楽器の音色にフォーカスしたり、映像をズームすることで、雅楽とオーケストラのアンサンブルの音色を様々な視点で楽しむことができる。

画像: 音楽と映像を自由な視点から楽しめる。「音のVR」が、1000年の歴史を持つ「雅楽」と「オーケストラ」の360度アンサンブルの配信をスタート

今回の配信コンテンツ
1.雅楽とオーケストラのアンサンブル/君が代
2.雅楽とオーケストラのアンサンブル/組曲「惑星」よりジュピター
3.雅楽管絃/平調音取・越天楽
4.弦楽四重奏・木管五重奏・ハープ/「くるみ割り人形」花のワルツより

出演
●伶楽舎:雅楽の合奏研究を目的として、1985年に芝祐靖が創設し、長らく音楽監督を務めた雅楽演奏団体。現行の雅楽古典曲以外に、廃絶曲の復曲や正倉院楽器の復元演奏、現代作品の演奏にも積極的に取り組み、国内外で幅広い活動を展開。

●新日本フィルハーモニー交響楽団:1972年、指揮者・小澤征爾のもと楽員による自主運営のオーケストラとして創立。世界的指揮者との共演歴を誇る定期演奏会の他、地域に根ざした演奏活動も特徴的。

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