カレントディレクトリから、パワーアンプ「CD-PA100」が12月1日に発売される。価格はオープンで、直販サイト価格は¥330,000(税別)となる。

 CD-PA100は、同社初のオーディオ用パワーアンプ。トランジスタ増幅による、ダイレクトカップリング方式を採用しているのが特徴となる。アナログ製品の持つサウンドを再現するべく、本製品を開発、販売するという。

CD-PA100の主な特徴
1 トランジスタの音を再現
 CD-PA100は、トランジスタ増幅の電流帰還型AB級アンプ。増幅部をディスクリート部品のみで構成し、スルーレート等の性能を向上させている。結果、トランジスタならではのクリアで力強いサウンドと、聴き疲れしない聴感に仕上げられているという。

2 音の変化を最小限にする仕様
 電源の駆動力を大容量のコンデンサーだけに頼らず、過渡応答特性に強い専用の電源回路を搭載。さらに、アンプ部にダイレクトカップリング方式を採用することで、コンデンサーによる音の変化を最小限に抑えているという。

3 徹底したノイズ対策
 左右独立駆動の電源部には、医療機器などに用いられるRコアトランスを2基搭載。左右のアンプ部と電源部を電気的・物理的に独立させることで、負荷変動でのグラウンド電位の変化を抑え、トランジスタ本来の性能を引き出す設計としている。また、グラウンド配線もシャーシからアンプ基板まで最適化し、徹底したノイズ対策を施しているという。

4 省エネ化と使いやすい機能
 純A級動作範囲を1W@8Ωとし、低消費電力と低歪み率を両立。アンプの利得を低めの14.4dB(5.3倍)としているが、ソース側機器(2.0Vrmsの出力レベル)との組み合わせ、および一般的な部屋での試聴に必要充分な仕様にまとめている。また、オートパワーOFF機能も備える。

CD-PA100の主な仕様
周波数特性:0(DC)Hz~100kHz
利得:14.4dB(5.3倍)
歪率(THD+N):0.003% @1W、0.01% @20W (1kHz, 8Ω, B80kHz)
残留ノイズ:10μV (A特性)
定格出力:20W+20W (@8Ω)
入力インピーダンス:25kΩ
負荷インピーダンス:4Ω~8Ω
接続端子:アナログ音声入力(RCA)、スピーカー出力(バナナプラグ対応ネジ締めターミナル)
消費電力:123W(定格出力時)、0.4W(スタンバイ時)
寸法:幅×奥行×高さ W430×D330×H85mm(突起部含まず、インシュレーター含む)
質量:8.7kg
付属品:電源ケーブル

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