アイ・オー・データ機器は、fidata(フィダータ)のオーディオサーバー、HFAS1シリーズの集大成となる「HFAS1-HN80」と「HFAS1-S21」を発売する。HFAS1-HN80は定価¥350,000(税別、12月上旬発売)で8TバイトのHDDを内蔵、HFAS1-S21は¥370,000(税別、12月下旬発売)で2TバイトのSSDを内蔵したモデルだ。

画像: HDD搭載モデルの「HFAS1-HN80」(左)とSSDモデルの「HFAS1-S21」(右)

HDD搭載モデルの「HFAS1-HN80」(左)とSSDモデルの「HFAS1-S21」(右)

 HFAS1シリーズは、オーディオ機器に相応しい機能と仕様を備えた音楽サーバー(NAS)として高い評価を集めている。特に、音源を格納するサーバーとしてだけでなく、USB DACと組み合わせてネットワークトランスポートとして使える点も音楽ファンには好評だ。

 さらに装飾を極力排した外観デザイン、コンデンサーや基板配置ひとつにもこだわった物作りなど、まさにハイエンドオーディオファンの気持ちを理解した製品に仕上がっている。

 新製品の2モデルは、そんなフィダータHFAS1シリーズの集大成を目指して企画されたという。

画像: 「HFAS1-S21」に搭載されたSSDは、純銅製のワッシャーで本体に固定されている

「HFAS1-S21」に搭載されたSSDは、純銅製のワッシャーで本体に固定されている

 まずHFAS1-S21には、高信頼性SSDのSAMSUNG「860EVO」1Tバイトタイプを2台搭載した。
昨今はハイレゾ楽曲も増えており、音楽データも大容量化しているが、2Tバイトあれば容量不足に困ることはないだろう。

 また860EVOは、高耐久性と消費電力の低下により、電圧変動を抑制する3D V-NANDや、対ノイズ性に優れたアルミ筐体も採用されており、オーディオ用としても優れた特性を備えている。可動部のないFlashストレージという点もメリットだ。

 その860EVOは、純銅ワッシャーを用いて本体に固定。独自のチューニングを施すことで、クリアーで美しい音を実現している。

画像: 「HFAS1-HN80」は東芝製HDDを2基内蔵。純銅ワッシャーやラバーマウントを使い、向かい合わせに配置している

「HFAS1-HN80」は東芝製HDDを2基内蔵。純銅ワッシャーやラバーマウントを使い、向かい合わせに配置している

 一方のHFAS1-HN80は、HFAS1シリーズで最大容量となる8Tバイト(4Tバイト×2)のHDDを搭載した。東芝製の2.5インチ低消費電力タイプで、電圧変動によるノイズを低減しつつ、ハイレゾ楽曲も大量に保存することができる。

 HDDの場合は、ヘッドのシーク動作による振動も問題だが、HFAS1-HN80ではこの振動を打ち消すために「水平対向マウント」レイアウトを採用した。左右対称に2台のハードディスクを向かい合わせに配置することで、ヘッド動作時の慣性力を打ち消している。筐体とHDDが接触する部分にはラバーマウンターを使用し、HDDヘッドの動きによる振動を吸収、ノイズを低減している。

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