パナソニックから、4Kチューナーを内蔵したハーフサイズのディーガ「DMR-4S201」「DMR-4S101」が10月16日に発売される。
DMR-4S201 市場想定価格9万円前後(税別、HDD容量2Tバイト、4Kチューナー×1)
DMR-4S101 市場想定価格8万円前後(税別、HDD容量1Tバイト、4Kチューナー×1)
両モデルの一番の特長は、Bluetoothを搭載し、スマートフォンとの連携性を高めている点にある。最近はタブレットやスマートフォン、液晶プロジェクターなどテレビ番組を見るデバイスが多様化しており、自宅にテレビがないというユーザーも少なくない。
そんな人に向けて、DMR-4S201/4S101ではBluetoothを使った「スマホで設置設定」に対応、スマートフォンからレコーダーの初期設定ができるようになっている。さらに、帰宅するとスマホがBluetooth経由でレコーダーを検出して接続、番組の持ち出しや写真の一括保存も出来る。
「おうちクラウド機能」も進化し、AIによる機械学習を活用した画像解析アルゴリズムを使って、取り込んだ写真・動画を自動的に分類、おまかせアルバムとして作成してくれる。それらを1分間のダイジェストで再生可能だ。
新製品の主な機能は以下の通り。
●Bluetoothを介して、スマートフォンで設置設定が可能
アンテナ線と電源を接続しておけば、スマートフォンやタブレットにインストールした「どこでもディーガ」を使って本体のネットワーク設定やチャンネル受信設定ができる。録画予約や再生はもちろん、写真や動画・音楽もためて楽しめる、自分専用レコーダーとして使用可能。
●おうちクラウド機能でスマホ連携
帰宅時にスマートフォンがBluetooth信号を検出すると、自動的にスマホ内の写真を一括保存したり、持ち出し予約した録画番組や音楽をコピーしてくれる。スマホでレコーダーに保存した番組を楽しむために必要な3ヵ月に1度のペアリング期間の更新も可能。
●おうちクラウド機能
スマートフォンの無料アプリ「どこでもディーガ」を使えば、録画したハイビジョンや4K番組をいつでもどこでも視聴可能。番組持ち出し機能にも対応しているので、電波の届かない場所でも使える。
さらに、スマホで撮影した写真・動画をSNSへアップするのと同じ感覚でディーガに送り、保存ができる。メッセージを付けることもでき、思い出の一枚にその時の気持ちを文字として保存し、あとから振り返ったり、家族と共有できる。
●おまかせアルバム&ダイジェスト再生
AIによる機械学習を活用した画像解析アルゴリズムを使って、ディーガにためた写真・動画を自動でカテゴリーごとに分類。「おまかせアルバム」では写真や動画を多く撮った日や季節ごとに自動でアルバムを作成してくれる。自動作成されたアルバムは「ダイジェスト再生」を使って1分間で手軽に振り返ることもできる。
●写真・動画を自動でブルーレイディスクに保存
本体にBDメディアを入れて設定しておくだけで、HDDに保存した新着の写真・動画や撮影ビデオを自動でディスクに保存できる。ディスクがセットされていなかったり、 容量が一杯になるとスマートフォンの画面でお知らせしてくれる。
●4K放送の番組表表示、予約、検索、再生をスマホから操作できる
スマートフォンからの4K番組の予約、検索、再生、持ち出しにも対応。外出中でも気になる番組を番組表から予約したり、話題の番組を宅外で視聴できる。
●犬猫用活動量計「プラスサイクル」と連携
パナソニック製のHDペットカメラ(別売)で撮影された動画を取り込んでディーガの内蔵HDDに手軽に保存可能。留守番中のペットの姿やかわいいしぐさをたくさん保存し、その日の様子を1分間の「ダイジェスト再生」で確認もできる。
さらに今回新たに、日本動物高度医療センターが開発した犬猫用活動量計「プラスサイクル」との連携を実現。プラスサイクルのデータをディーガが自動で取得するので、手間なく活動量データを保存できる。また、ディーガに保存した写真や動画と撮影時間帯のペットの活動量データを組み合わせて確認も可能に。
●4Kチューナーを搭載
4Kチューナーを1基と、地デジ/BS/110度CSデジタルチューナーを2基搭載。4K放送1番組に、ハイビジョン放送2番組を加えて、最大3番組を同時録画できる。
●4K長時間録画モードに対応
独自の4K HEVCエンコーダーにより、4K解像度(水平3,840×垂直2,160)やBT. 2020の色域、10ビット階調表現、HDRなどの要素を残したまま保存できる長時間モードを搭載。固定レートで最大8倍録モードや、「4Kおまかせ長時間“8〜12倍録モード”」も搭載する。
●録画したい番組を素早く探せる「快速番組表」
アルゴリズムの改良により、スクロール速度を同社従来比約2倍に高速化した「快速番組表」を搭載。アンダースキャンの領域まで番組表の表示エリアを拡大することで、見易さも向上している。1時間の枠内の表示番組数を従来の2番組から最大4番組に拡張、短時間の番組名まで表示できるようになった。
番組表のスクロール速度アップについては、発売済の4Kチューナー内蔵ディーガ(DMR-4W400/4W200/4S100/4W300/4W100)も今年12月のファームウェアアップデートで対応する予定とのことだ。
●4K/HDR動画配信サービスに対応
アプリを利用して、Netflix、Amazon Prime Video、YouTube、dTVなどの4K/HDRコンテンツの再生が可能(別途契約は必要)。インターネット動画も独自の「4Kリアルクロマプロセッサ」で処理し、鮮度の高い美しい映像として再現してくれる。radiko(ラジコ)にも対応しているので、ラジオ番組の聴取も可能。
●4K録画番組のお引越しダビングに対応
新4K衛星放送の録画番組お引越しダビングの対応機器同士を接続すれば、録画した4K番組を4K/HDRのままお引越しダビングできる。対応機種は同社サイト(https://panasonic.com/jp/support/recorder/)で確認可能。
またパナソニックでは「ホームビューイングキャンペーン」もスタートしている。今回の新製品を含む4Kディーガ(DMR-4T401/4T301/4T201/4W201/4W101/4S201/4S101、DMR-4X1000/4X600)やプライベート・ビエラの対象モデルを購入すると、huluやU-NEXTなど5つのサービスの中から希望のネット動画を2ヵ月間無料で視聴できる。購入期間は2020年10月1日〜12月31日、応募期間は2020年10月1日〜2021年2月1日16:59まで。
他にも4Kディーガと対象ビエラのセット購入でキャッシュバックが受けられるキャンペーンも開催中だ。対象機種などの詳細は同社サイトで確認していただきたい。