オーツェイドから、同社フラッグシップとなる有線イヤホン「intime 翔」が、9月中旬に発売される。価格は¥60,000(税別)。
intime 翔は、同社のアイコンでもある積層型セラミックトゥイーターVST(Vertical Support Tweeter)を搭載した有線タイプのイヤホン。加えて、ユーザーからの要望を多く受けたというリケーブルに対応しているのも特徴となる。
リケーブル対応へ向けてはかなりの開発検討期間をかけたそうで、各部の材質のみならず、特性や強度・耐久性も考慮し、日本ディックスの開発した「Pentaconn Earコネクター」を採用するに至ったそう。結果、接点や抵抗を極小化でき、さらに堅牢性があることで、耐久性もアップできたという。
ちなみに、高域特性に優れるセラミックトゥイーター採用のおかげで、再生周波数帯域は、高域は55kHzまで伸びるハイレゾ対応となっている。
なお、プラグには2.5mmバランス、4.4mmバランスの2種類が用意されており、購入時(予約時)に、どちらかを選択するようになっている。
intime 翔の主な特徴
1 VST2ドライバーと同軸構造を採用
ドライバーには、ニッケル合金の振動板を上下からピエゾセラミックで挟んだ構造のVST2(Vertical Support Tweeter)を採用。同時に、VST2とウーハーを同軸上配置する構造によって、特に高周波音の直進性を高め、高域の再現性を向上させている。
2 第3世代VST2
電気信号を入れると変位する機能性セラミック=ピエゾセラミックの特性をより活かす、新たなセラミック素子を開発。電圧による動作反応の差を抑制することで、特に高域における感度を向上させ、より自然なサウンドの再現を可能にしたという。
3 軽量でレスポンスに優れるチタン合金を採用した筐体
4 OFC製Pentaconn Earコネクターの採用
5 銀コートOFC線使用のバランスケーブルをラインナップ
付属ケーブルには、高純度OFC銀コート・バランス接続ケーブルを採用。8芯構造で、低抵抗による優れた伝送特性と、高い耐久性も具えている。
6 軽量アルミニウムにアルマイト加工を施したオリジナルケーブルスライダーを採用
7 イヤホン内部の配線には、4N純銀と7N無酸素銅のハイブリッドケーブルを採用
8 第3世代HDSSと第3世代VST2の最適化
より高い音響補正効果を持つ、第3世代HDSSを採用。その特性にVST2の高感度特性を合わせることで、聴き疲れが少なく、抜けの良い、バランスの取れたサウンドが楽しめる、としている。
intime 翔の主な仕様
形式:ハイレゾ対応カナル型イヤホン
ドライバー:ハイブリッド型、チタンコート10mmΦダイナミック型ウーファー、第3世代VST2トゥイーター
音響補正デバイス:第3世代HDSS
音圧レベル:100dB/mW
再生周波数帯域:10Hz~55kHz
インピーダンス:22Ω
プラグ:2.5mm4極バランスプラグ(OFC)、4.4mm4極バランスプラグ(OFC)、予約時選択式
ケーブル:高純度OFC+銀コート線材を使用した8芯構造ケーブル
イヤーピース:アコースチューン社製 AET07(S、M-、M、L)
付属品:本革キャリングケース、intimeオリジナルUSBメモリー(取扱説明書)、コードスライダー一式(専用ねじ3個、六角レンチ1個)、intimeミニポーチ、Pentaconnオリジナルコードリール