ヘッドホンやイヤホンによるリスニングを前提としたコンポーネントからベストバイ製品を選出するのが、この「ヘッドホンオーディオカテゴリー」。分類は別記の通り、イヤホン、ヘッドホン、ワイヤレスイヤホン、ワイヤレスヘッドホン、ヘッドホンアンプ、ポータブルデジタルオーディオプレーヤーの6種とした。また各部門とも市場の実情を俯瞰したうえで2〜3段階の価格帯を設定してある(ワイヤレス製品は除く)。
選考委員はこのカテゴリーに精通した小原由夫/鳥居一豊/土方久明/藤原陽祐の4氏。他のカテゴリーと同様、各部門・各価格帯ごとにベストバイと呼ぶにふさわしい製品を選出している。選考委員の投票(☆◎○)を集計し、順位を決定する方法も他のカテゴリーと同様である。同点の場合は価格の安い順に、得点・価格とも同じ場合はブランド名のアルファベット順となっている。なお、オープン価格の製品については実勢価格を考慮していない。
イヤホン部門
イヤホン部門は3段階の価格帯で分類した。いずれもカナル(耳栓)型、インイヤー型が対象となる。スマートフォン操作用リモコン付きのモデルも含まれるが、ワイヤレス型は別部門として本部門では対象外とした。
ヘッドホン部門
ヘッドホン部門も3段階の価格帯で分類した。いわゆるオーバーヘッド型が対象となり、密閉型/オープン/セミオープンの区別はしていない。またワイヤレス型については別途カテゴリーを設けている。
ワイヤレスイヤホン/ワイヤレスヘッドホン部門
プレーヤーとの信号伝送をワイヤレス(主としてBluetooth)で行なう製品が対象となる。イヤホンとヘッドホンを分けて評価しているが、両部門とも価格帯による分類はしていない。
ヘッドホンアンプ部門
イヤホン/ヘッドホンを駆動するためのアンプが対象となり、価格帯による分類は2段階とした。D/Aコンバーターなど付帯機能の有無、ポータブル/据置きの区別については考慮せず、ひとつの部門として選考している。
ポータブルデジタルオーディオプレーヤー部門
内蔵メモリーや外部記憶媒体(主としてmicroSDカード)に保存した音楽ファイルを再生できるバッテリー駆動型の携帯オーディオプレーヤー(いわゆるDAP)が対象となり、価格帯による分類は2段階とした。