ディズニーは、同社の公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」について、6月11日より日本でサービスをスタートすると発表した。この件については、先日アメリカでの会見で予告されていたが、思っていたよりも早い開始日程となった。
基本的には現行サービスの「ディズニーデラックス」を継承する形となっており、既にディズニーデラックスの会員の方は、面倒な手続き等はなしでディズニープラスのサービスに移行できるという。ドコモの割引サービスなどを使っている場合も、サービス期間等はそのまま継承される。
コンテンツ面では、ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル ジオグラフィックの名作・話題作が見放題で、こちらもディズニーデラックスと同じだ。
さらにディズニープラス・オリジナル作品も追加される予定で、現在ディズニーデラックスで配信中のTVアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ ファイナル・シーズン』や、『マンダロリアン』の舞台裏を紹介するドキュメンタリー番組『ディズニー・ギャラリー/スター・ウォーズ:マンダロリアン』といった気になる作品の登場も予告されている。
その他に20世紀ピクチャーズ(旧フォックス)作品からは、『アバター』『シザーハンズ』『ナイト ミュージアム2』『ザ・シンプソンズMOVIE』、そして定額制動画配信サービス初登場となる『ザ・シンプソンズ』のアニメーション・シリーズなども予定されている。
ただし、6月11日からのサービスについては、画質はフルHD(水平1920×垂直1080画素)で音声は2ch(英語、日本語選択可能。作品によって異なる)でのスタートとなるそうで、この点もディズニーデラックスと同じと言うことになる。アメリカのディズニープラスでは4K/HDRやドルビーアトモスでの配信が行われていることを考えると、ちょっと残念。
公式サイトには、「将来的には米国同様4K,HDR画質、5.1ch音声も検討しております」と書かれているので、おそらくサーバーなどのハードウェア的な問題ではないかと推測される。個人的にもディズニープラスによる4K/HDR&マルチチャンネル配信に期待しているので、早期の実現を望みたいところだ。