AUGUST 2020 NEW RELEASES - THE CRITERION COLLECTION
クライテリオンから届いた2020年8月のBLU-RAYリリース・アナウンス。8月11日リリース予定となっているのが、”ヌーヴェルヴァーグの祖母” アニエス・ヴァルダ監督作品集『ザ・コンプリート・フィルム・オブ・アニエス・ヴァルダ』(1955-2019)です。
ヌーヴェルヴァーグの潮流は、『カイエ・デュ・シネマ』に寄稿していたゴダールやトリュフォー、クロード・シャブロル、ジャック・リヴェット、エリック・ロメールといったカイエ派(右岸派)監督たちと、アラン・レネやジャック・ドゥミ、アニエス・ヴァルダ、クリス・マイケル、そしてアニエス・ヴァルダたちの左岸派に分けられる。たとえばトリュフォーは代表的な右岸派の監督だが、当時のパリっ子は右岸であり、左岸は田舎的、一般的と大別してもよかろう。実際には左岸派の映画活動は、カイエ派よりもはるかに早くスタートしており、ヴァルダが女流監督としての地位と名声を獲得した長編監督デビュー作『ラ・ポワント・クールト』も1955年製作作品となる。”ヌーヴェルヴァーグの祖母”という呼称はこのあたりにあるのだが、すべての情熱を映画に、それも商業主義を離れたところで継続してきたところにヴァルダの素晴らしさがある。クライテリオンでは、生涯現役を貫き、昨年90歳で永眠したヴァルダを称え、15章に分けられた全39タイトルをコンプリート収録してお届けする(収録時間 43時間31分/15枚組)。
FILM PROGRAMS
SPECIAL FEATURES
DISC SPECS
Title | THE COMPLETE FILMS OF AGNÈS VARDA:THE CRITERION COLLECTION |
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Released | Aug 11, 2020 (from Criterion) |
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SRP | $249.95 |
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Run Time | 2611min(15-disc/39 movies) |
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Codec | MPEG4/AVC |
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Aspect Ratio | 1.33:1, 1.37:1, 1.66:1, 1.85:1 |
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Audio Formats | French LPCM 1.0 (48kHz/24bit) |
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Subtitles | English |
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