光城精工から、オーディオ用アクセサリーの新製品として仮想アース「Crystal E」が、4月29日に発売される。価格は¥31,200(税別)。

画像: 仮想アース「Crystal E」

仮想アース「Crystal E」

 Crystal Eは、同社「Force barEP」(こちらも仮想アース)の後継機として開発された製品で、使用するパーツ(部材)や構造を見直すことで、さらなる音質向上を図ったモデル。

 使用方法としては、付属の専用アースケーブル(2種類あり)を用い、一つはアンプなどのアナログ入出力端子の空き(RCA)を使って本機と接続(RCAプラグ-Y端子ケーブルを使用)。もう一つは、GND端子(あるいは筐体締め付けネジ)と本機を接続(Y端子-Y端子ケーブルを使用)するものとなる。

画像: アースケーブルは2種類が同梱される

アースケーブルは2種類が同梱される

 さて、今回のCrystal Eでは、前モデルに対して層(レイヤー)構造と、それぞれの材質を一部変更。6層を8層とし、さらに層と層の間に0.5mmのスペース(間隔)を設けることで。層ごとの接触を回避するとともに、表面積の拡大も実現しているのが特徴となる。結果、表面積の合計は、前モデルに対しておよそ1.75倍となっているという。

画像: ヒートシンクのようなレイヤー構造部

ヒートシンクのようなレイヤー構造部

 また、シャーシ素材や板厚についても変更が加えられ、トップカバーはアルミ(2mm)、ボトムカバーはスチール(2mm)とすることで、低重心化も図られている。

 なお、前モデルにあったインレット/コンセント端子(機器の連結に使う)については、本製品はもともと電源不要で使えることもあり、省略されている。

 効果としては、前モデル同様にS/Nの改善がメインとなるが、ディテイルの再現性やスケール感の向上などもあり、より音楽を楽しめるようになる、としている。

Crystal Eの主な仕様
(仮想)アース端子台:M4×2端子
寸法:W80×H35×D111mm(端子や突起物含まず)
質量:約775g
付属品:専用アースケーブル×2本(RCAプラグ-Y端子ケーブル、Y端子-Y端子ケーブル)、保証書
※Y端子サイズ:M6(取付推奨ネジサイズM4~6)

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