アユートは、米国インイヤーモニター(IEM)メーカーJerry Harvey Audio(以下:JH Audio)」の、ユニバーサルIEM「RoxanneAION(ロクサーヌ・アイオン)」を 3月20日に発売する。価格はオープンで、同社直販サイト価格は¥299,980(税込)。

画像: ユニバーサルIEM「RoxanneAION(ロクサーヌ・アイオン)」

ユニバーサルIEM「RoxanneAION(ロクサーヌ・アイオン)」

 RoxanneAIONは、AIONシリーズ第2弾となるユニバーサルフィット仕様のIEM。同ブランドが特許を持つ、バランスド・アーマチュア(BA)×4基をセットにしたミニクワッドドライバー「soundrIVe(サウンドライブ)テクノロジー」を採用し、それを低・中・高の3ウェイ構成(=片方のハウジングに12基のドライバーを搭載する)とすることで、10Hz~23kHzというワイドな再生周波数帯域を持たせている。

 なお、マルチドライバーによるサウンドの位相を整えるために「freqphase(フリークフェーズ)テクノロジー」も採用。すべての周波数帯において、正確な位相と時間軸補正(タイムアライメント)を実現しているという。

 ちなみに、ハウジングは多層構造のカーボンファイバーファブリックに樹脂を含侵させ、圧縮して成型したブロックから、精緻な機械加工を施して作り上げているそうだ。同時に、内部は3Dプリンターで作り、各ドライバーを最適な位置に配置しているという。

 コネクター部には、ドイツ製ミリタリーグレードの7pinコネクターを採用。ケーブルの着脱と同時に、確実な接続も可能としている。また、Oリングはパッキンの役目も果たしており、ごみや汗などの侵入も阻止してくれる構造となっている。

画像: 7pinコネクター

7pinコネクター

 付属ケーブルは、4N銀メッキ高純度OFCを芯線に採用し、柔軟性のある被覆とすることで、導電性と取り回しのしやすさを両立させた構造に。そして大きな特徴となるのが、ユーザー自身が低域(10Hz~100Hz)を調整できる「VariableBass機能」を搭載したところ。ケーブルの途中にあるリモコンで、好みに調整可能となる。

画像: 低域(10Hz~100Hz)を調整できる「VariableBass機能」を搭載

低域(10Hz~100Hz)を調整できる「VariableBass機能」を搭載

 そのほか、アルミニウムを使った堅牢な専用キャリングケースが付属する。

画像: 同梱品一覧

同梱品一覧

Roxanne AIONの主な仕様
形式:ユニバーサルフィットIEM(インイヤーモニター)
ユニット:カスタムメイド・バランスド・アーマチュアドライバー(L/R各12ドライバー/High 4、Mid 4、Low4)、3ウェイ構成)
周波数帯域:10Hz~23kHz
入力感度:119dB @ 1mW
インピーダンス:15Ω
コネクター形状:ロック機構搭載オリジナル7pinコネクター
付属品:アルミニウム製フリップトップキャリングケース、IEMケーブル(3.5mm3極 /7pin/低域調整搭載)、シリコンイヤーピース(S/M/L)、フォームイヤーピース (S/M/L)、低域調整用スクリュードライバー、クリーニングブラシ

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