NECパーソナルコンピュータは1月20日、都内で会見を開き、個人向けパソコンの春モデル9シリーズ全53製品を発表した。1月23日より順次発売となる。
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冒頭檀上にあがった同社執行役員の河島良輔氏は、今回の新製品群の骨子と、昨年来の市場を振り返っての今年の抱負を語っていた。曰く、昨年は、今月1月14日でサポートの終了したWindows 7の買い替え需要で沸いたパソコン市場だが、今年はその勢いを殺さぬよう、新たな施策を講じ「攻めの姿勢で臨む」ということだ。それを具体的に聞いてみると、スマートホンの普及によってパソコンは必要ないと考えるユーザーが増えていることを受け、「パソコンならではの使い方、ニーズを掘り起こすような製品を提供して、ユーザーを開拓したい」という答えが返ってきた。
加えて、今回ラインナップされるデスクトップは、リビングでの使用を想定したデザインや機能が搭載されていることから、オリンピックへ向けての4Kへの対応について聞くと、「予定はある」という返事だった。
さて、今回の新製品群に話しを戻すと、昨年来同社が用途に合わせてセグメント分けしている「プロ」「ホーム」「エデュケーション(教育)」「ゲーム」に沿ったもので(ゲーム関連はなかったが)、中でも注目なのは既報の通り、プロセグメントの中でフラッグシップモデルとなる「LAVIE VEGA」シリーズだろう。4K有機ELディスプレイを搭載し、DCI-P3の色域を100%カバーする色再現性の高さをもって、プロユーザーの中でも写真を扱う=フォトグラファーをターゲットにした製品(ノート)だ。