APRIL 2020 NEW RELEASES - THE CRITERION COLLECTION

クライテリオンから届いた2020年4月のBLU-RAYリリース・アナウンス。リリース順に、ジャン=ピエール・メルヴィルジョージ・マーシャルユライ・ヘルツウェス・アンダーソンミランダ・ジュライ監督作がラインナップ。4月21日リリース予定となっているのが、ユライ・ヘルツ監督作『火葬人』(1969)です。

画像1: ユライ・ヘルツ監督作『火葬人』【クライテリオンNEWリリース】

ナチスが台頭してくる1930年代、プラハの火葬場で働くカレル。家族思いで仕事熱心な男であるが、次第に残忍なファシスト思想に操られ、それまで仕えてきた国家を裏切り、大量殺人を犯すという恐ろしい罪へと手を染めてゆく・・・。原作は人間の暗部を抉り出すグロテスクな作風で知られるラジスラフ・フクス。監督ユライ・ヘルツはチェコスロヴァキア・ヌーヴェルヴァーグのひとり。

画像: Spalovač mrtvol (Juraj Herz, 1968) - Trailer 2019 www.youtube.com

Spalovač mrtvol (Juraj Herz, 1968) - Trailer 2019

www.youtube.com

主演は『ほら男爵の冒険』のルドルフ・フルシンスキー。共演にヴラスタ・フラモストヴァー。本作はチェコスロヴァキア事件による撮影中断を経て完成・公開されましたが、すぐに国内で上映禁止となり、20年以上を経た1990年に再上映されています。撮影監督はチェコを代表する名手スタニスラフ・ミロタ。超広角レンズを駆使した映像で高い評価を得ましたが、チェコ事件のソ連軍侵攻の様子を撮影したために映画撮影を禁じられています。またミロタの妻でもあるフラモストヴァー、後に憲章77に署名したため党のブラックリスト入りに。

35mmオリジナルネガからの4Kデジタルレストア版。

画像2: ユライ・ヘルツ監督作『火葬人』【クライテリオンNEWリリース】
画像3: ユライ・ヘルツ監督作『火葬人』【クライテリオンNEWリリース】

SPECIAL FEATURES

  • NEW 4K RESTORATION, with uncompressed monaural soundtrack
    High-definition digital transfer of The Junk Shop, director Juraj Herz's 1965 debut short film
  • Short documentary from 2011 featuring Herz visiting filming locations and recalling the production of The Cremator
  • New interview with film programmer Irena Kovarova about the style of the film
  • Documentary from 2017 about composer Zdeněk Liška featuring Herz, filmmakers Jan Švankmajer and the Quay Brothers, and others
  • Interview with actor Rudolf Hrušínský from 1993
  • Trailer
  • New English subtitle translation
  • PLUS: An essay by scholar Jonathan Owen

DISC SPECS

TitleTHE CREMATOR:THE CRITERION COLLECTION
ReleasedApr 21, 2020 (from Criterion)
SRP$39.95
Run Time100min
CodecMPEG4/AVC
Aspect Ratio1.66:1
Audio FormatsCzech LPCM 1.0 (48kHz/24bit)
SubtitlesEnglish

FILM SPECS

タイトル火葬人
1969
監督ユライ・ヘルツ
製作N/A
製作総指揮N/A
脚本ユライ・ヘルツ, ラディスラフ・フックス, 《原作》ラディスラフ・フックス
撮影スタニスラフ・ミロタ
音楽ズデニェク・リシュカ
出演ルドルフ・フルシンスキー, ヴラスタ・フラモストヴァー, ヤナ・ステフノヴァー, ミロシュ・ヴォグニチュ

This article is a sponsored article by
''.