イヤホン/ヘッドホンブランドのfinalを展開するSNEXTは、秋葉原のJR高架下に新たに開業した商業施設「SEEKBASE AKI-OKA MANUFACTURE」内に、finalブランドの製品を展示するショウルーム「final STORE」をオープンした。
これまで同社は、本社内にショウルームを開設し、各種イベントやセミナーを行なってきたが、ユーザーからのもっと利便性のいい場所にほしい、という声に応えて今回、新規に出展することを決めたという。
場所は、SEEKBASEにある3つの入口の真ん中から入ってすぐ右、1ブロック目の2番(1-2)という好立地にあり、およそ30~40畳ほどの広さのスペースに、同社がラインナップする製品が各種展示され、同時に試聴も可能となっている。
入口には、江戸時代に作られたという甲冑が展示してあり、オーディオショップとは思えぬ威容が、ひときわ目をひくようになっている。
なぜ甲冑が? についての説明もフリップでされているが、簡潔に記せば、アンティークになるぐらい長く使ってもらえる価値のある製品を作りたい、という願いを込めてのものだそうで、最新の技術を活かして実用品と工芸品、その両方の価値を持った製品作りを目指すブランドの意思の表出として、展示しているそう。
そのアンティークというキーワードは内装にも展開されていて、製品を飾るテーブルなどの家具類は、実際にアンティーク品を探してきて使用しているという。
なお、スペース奥にはヤマハ製の防音ルームも設置され、主にヘッドホン(開放型)などを、周囲の音・環境を気にせず試聴できる設備も設置されている。
また、面白いところでは、今回のショウルームオープンに合わせて、オリジナルスイーツ(finalスイーツ)も同所で展開するという。田園調布にあるパティスリー(洋菓子屋)「コティレドン」とコラボを行なって、下記4種類の菓子を考案。将来的には販売も視野にあるそうだが、現時点では、製品購入者へのノベルティとして配布するそう。ちなみに、コティレドンではfinalスイーツは販売していない。
finalスイーツは食べる順番まで決まっているそうで、味の薄い順、咀嚼音の大きい順にラインナップされている。
1 ロッシェ ユズ 砕いたカカオ豆とユズをチョコレートでまとめている
2 アマンド ショコラ ローストしたカカオをキャラメリゼして、チョコレートをくぐらせ、カカオパウダーで包んだ
3 プラリネ ピスタチオ 抹茶 ピスタチオをプラリネして、抹茶パウダーで包み込んだ
4 キャラメル マンゴー・フレーズ マンゴーとイチゴのキャラメル
こちらも、なぜスイーツを? と聞いてみたところ、イヤホンの音のチューニングと、スイーツ(パティシエ)の味の決め方には類似した部分があることが分かったそうで、お互いに意気投合し、音楽を楽しみながら食べる(オリジナル)スイーツの開発に至ったのだという。
店舗の営業時間は11時~20時まで。今後は、これまで本社で行なってきたイベント、講座、試聴会、あるいは新製品発表会場として同店を活用していく予定だという。
final STORE
住所:101-0022 東京都千代田区神田練塀町13-1外 SEEKBASE 01棟 2
営業時間:11:00~20:00(年末年始休暇を除く)
WEBサイト:http://www.jrtk.jp/seekbase/