キヤノンは、天体撮影に適した光学性能を実現したフルサイズミラーレスカメラ「EOS Ra」を、12月上旬に発売する。価格はオープンで、同社オンラインサイトでは¥298,000(税別、本体のみ)。

 EOS Raは、「EOS R」をベースに、天体写真を愛好するハイアマチュアユーザーなどに向けて、天体撮影に適した光学特性を持たせた製品。CMOSセンサーの前面に配置しているローパスフィルターの特性を変更し、Hα線(星雲などが放つ波長のひとつ)の透過率を約4倍に高めているのが特徴。天文ファンの間で人気の高い、赤い星雲などを鮮やかに描写できると謳っている。

 その他の基本スペックはベースモデル同等で、CMOSセンサーは約3030万画素、映像エンジンは最新のDIGIC 8、バリアングルモニター搭載で、三脚取付時でも映像や各種設定の確認が容易に行なえるようになっている。

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