伝説のキャスト、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトン、そしてプロデューサーとしてシリーズの創造主ジェームズ・キャメロンが復帰、『ターミネーター2』の正統な続編にして最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』が、いよいよ 11月8日(金)より日本公開となる。

 11月1日には全米で公開し、週末の全世界興行収入ランキング No.1に輝き(11月1日週末の全世界興行収入:約81億8千万円 $1=108円換算)、アメリカ、オーストラリア、韓国、メキシコなど世界24カ国でも No.1ヒットとなった。映画批評サイト“ロッテン・トマト”のオーディエンス・スコアは85%と高評価を記録し、アメリカよりも1週間早く公開されたヨーロッパでは作品の評判によって落ちの少ない興行が続くなど(前週比:ベルギー+5%、ドイツ-9%、スイス=19%)全世界で『ターミネーター:ニュー・フェイト』旋風が巻き起こっている。

 そんな中この度、シリーズのレジェンドタッグで、T-800を演じたアーノルド・シュワルツェネッガーとサラ・コナー役のリンダ・ハミルトン、そして未来から送られてきたスーパーソルジャーグレースを演じたマッケンジー・デイヴィス、新型ターミネーター REV-9役のガブリエル・ルナ、そして人類の命運を握るダニー役のナタリア・レイエスらが来日。ベルサール六本木にて行われた来日記者会見に出席した。

画像1: 『ターミネーター:ニュー・フェイト』来日記者会見で、「ターミネーターは特別な作品だ。そしてこれが最後だと思っている」と、特別な日本のファンだけにシュワルツェネッガーが衝撃発言!

 長年愛される「ターミネーター」シリーズで、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンが揃って日本でプロモーションを行うのは、なんと今回が初めてということもあり、会場には多くのマスコミが集まり、開演前から熱い熱気に包まれた。シュワルツェネッガーやリンダら豪華なキャスト陣が姿を現すと、会場に集まったマスコミから一斉にフラッシュがたかれた。シュワルツェネッガーは、『T2』(91)以来のキャメロンとリンダとのタッグについて「1作目から、彼女とは友情が続いているんだ。リンダは女性のアクションヒーロー像の歴史を築いてきた。本作でのサラ・コナーの迫力が溢れ説得力のあるアクションは、信じられない程素晴らしいものだよ。さらに、キャメロンの描き出した新しいストーリー、ティム・ミラー監督が手掛けた本作の素晴らしい仕上がりに、みんなが誇りを持っている」と特別な想いを明かした。

 また、本作で再びシリーズのアイコンであるT-800を演じたことについて、シュワルツェネッガーは「ここまで長く続いて、愛されるシリーズになるとは思っていなかった。アクション俳優になろうと思っていた時に1作目の『ターミネーター』(85)と出会い、キャメロンのおかげでT-800を演じることになったんだ。これは観客が判断することかもしれないが、私自身は本作でT-800役は最後だと思っている。本作の撮影では特にREV-9との対戦はとても楽しかったし、お気に入りなんだ。飛行機やハマー(軍用車)が自分に迫ってきたり、危険なアクションをとても楽しんだよ!」と、レジェンドらしく自身の「ターミネーター」人生を振り返り、会場を沸かせた。

 一方リンダは、「シュワルツェネッガーとは35年以上の友情と信頼関係を培っているの。お互いのユーモアを愛し、ここまで信頼できる人は他にいないわ。二人の歴史が本作を実現させたとも言えるわね。劇中で、彼の名台詞“I’ll be back”を言うのはとても難しかったわ(笑)。水中やハマーでの逆さ吊りなど毎日アクションシーンの撮影で大変だったけど、とても印象深い撮影だったわ」と『T2』以来のシリーズ復帰の心境を語り、再び伝説のサラ・コナーを演じるにあたって撮影裏での貴重なエピソードを明かした。

画像2: 『ターミネーター:ニュー・フェイト』来日記者会見で、「ターミネーターは特別な作品だ。そしてこれが最後だと思っている」と、特別な日本のファンだけにシュワルツェネッガーが衝撃発言!

 また、シリーズのテーマの1つでもあるタイムトラベルにかけて「遡れるのであれば、『T1』のサラ・コナーの髪形を直したいわ (笑)」と冗談交じりに会場を盛り上げた。

 今回のニューヒロインであり、身体を強化されたスーパーソルジャー“グレース”を演じるマッケンジー・デイヴィスは、壮絶なアクションについて「私にとってアクション映画は初めてだったけれど、どの作品よりもワクワクする凄いアクションに溢れているわ。ティム・ミラー監督はアクションのビジュアルやエフェクトの才能に溢れているだけでなく、キャラクター一人一人の魅力が特別なのよ」と語った。

 さらに、今回 T-800と T-1000を更に進化させたような、シリーズ最凶の最新型ターミネーター“REV-9”を演じるガブリエル・ルナは「T-800とサラ・コナーが、REV-9に向けて銃で撃ちまくるシーンは本当にワクワクしたし、素晴らしいんだ。“ターミネーター”ファンだった僕の一生の夢が叶ったんだよ。この目でシュワルツェネッガーとリンダの友情を目の前で目撃できたことは、僕の人生の中で素晴らしい体験になったよ。あるシーンで T-800に顔を殴られるシーンがあるんだけど、あのシュワルツェネッガーとアクションをしていると思うだけで童心に戻ったようで本当に楽しかったんだ!」と、憧れのレジェンドたちとの共演への熱い想いを明かした。

 人類の命運を握るキーパーソン“ダニー”を演じたナタリア・レイエスは3人の女性が活躍する本作について「現代に意味のあるストーリーに出演できて光栄だわ。ブダペストで撮影した水中シーンは1か月間の間、毎日12時間かけたの。とても辛い撮影だったけど、リンダは“次にいくわよ”と一人元気に溢れていて、凄かったわ (笑)」と壮絶な撮影裏でのリンダの雄姿を語り、会場を大いに沸かせた。キャスト陣のトークが盛り上がったところで、イベントは大盛況のうちに、幕を閉じた。

 『ターミネーター2』の世界を踏襲しながらも、過去作を遥かに凌ぐ迫力とスピード感で進化した『ターミネーター:ニュー・フェイト』。映像の革命児として常にハリウッドリードし続けるジェームズ・キャメロンと、『デッドプール』のブッ飛んだ脚本と演出で一躍高い評価を得た実力派監督ティム・ミラーがタッグを組み描かれる「ターミネーター」の世界に、再び世界中が興奮させられることは間違いないだろう。

『ターミネーター:ニュー・フェイト』
11月8日全国ロードショー

■製作:ジェームズ・キャメロン
■監督:ティム・ミラー
■出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、ディエゴ・ボネータ
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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