EIZOは、同社のエンターテイメントモニターRORISシリーズに、ブランド初となる4K有機ELモニター「FORIS NOVA」をラインナップ、11月1日より発売する。台数は世界500台限定で、価格は¥350,000(税別)。なお、販売は同社オンラインサイトのみとなる。
FORIS NOVAは、EIZOブランド初の有機ELモニターで、パネルはJOLED製の21.6型(4K)を採用している。ピーク輝度は330カンデラだが、4K/HDR映像信号の入力に対応しており、デスクトップで手軽に高精細・高輝度な映像を楽しめるパーソナルなエンターテイメントモニターとなる。
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http://www.stereosound.co.jp/news/article/2017/05/17/56706.html
開発意図は先述の通り、デスクトップで高精細な映像を手軽に楽しむというパーソナルユースを想定しており、机上で邪魔にならないサイズということから、21.6型をチョイスしたという。
ボディにはアルミダイカストを使用し、極限まで薄さにこだわったスタイリッシュなデザインを採用。高い質感で所有欲を満たしてくれるだけでなく、放熱性という機能性も併せ持っている。ちなみに外装はグレーで塗装されているが、同じグレーでも微妙に色調の異なる3色を使うことで、さまざまな設置環境にフィットしつつ、落ち着いた雰囲気を醸成するようデザインされている。
ちなみに本製品は、2019年度のグッドデザイン賞を受賞しており、選考委員からは「アルミダイカストを使った贅沢で質感の高いプロダクト」という評価を受けたそう。
絵づくりについては、同社がクリエイティブ市場へ向けて販売しているカラーマネジメントモニターのノウハウも注入されているそうで、同社では本製品をもって「制作者の意図に沿った映像を鑑賞できる環境を届ける」と謳っている。
パネルスペックとしては、HDRはHDR10、およびHLGに対応、色域はBT.2020は 80%、DCI-P3は100%をカバー、表示は60Hz仕様となっている。HDMI入力は2系統(HDCP2.2準拠)。
販売は全世界500台限定で、国内への割り当ては未公表。なお、早期予約特典として、10月27日までに予約した人の中から抽選で、製造1号機の購入権がゲットできるキャンペーンを実施するという。