Dynabookは、法人向けパソコンの夏モデル4シリーズ13モデルを発表した。本日、7月8日より受注を開始する。詳細は下記の通り。
<ビジネスモバイル13.3型>※価格は税別
dynabook G83/DN ¥287,000~
dynabook S73/DN ¥250,000~
dynabook U63/DN ¥358,000~
dynabook R63/DN ¥272,000~
dynabook R73/DN ¥250,000~
<2in1デタッチャブル13.3型>
dynabook D83/DN ¥272,000~
<2in1デタッチャブル12.5型>
dynabook VC72/DN ¥287,000~
<ビジネスノート15.6型>
dynabook B75/DN ¥287,000~
dynabook B65/DN ¥213,000~
dynabook B55/DN ¥232,000~
dynabook B45/DN ¥208,000~
dynabook B75/CN ¥377,800~
dynabook B55/CN ¥277,000~
ここでは、今回のラインナップの中で注目モデルとなるSシリーズの最新モデル「dynabook S73 /DN」(以下、S73)について紹介したい。なお、S73を除く他の12モデルは、OS(Windows)のアップデートを行なったマイナーチェンジ版であり、それ以外の部分は前モデルと同等ということだ。
さて、そのS73は、今年年初に発売したGシリーズ(dynabook G83)のコンセプトをベースに開発されたコンパクトなモバイルPC。G83では、軽量、堅牢、長時間駆動、拡張性といったビジネスとモバイルの両方で求められるスペックを、高い次元でまとめ上げているが、S73はそれをより廉価に実現することを目的に開発されたのが違い。
G83のマグネシウムボディに対し、S73ではプラスチックを採用しているが、ボディの強度(堅牢性)は同レベルを目指した設計を行なっているそうで、Gシリーズ同様に、アメリカ国防総省が制定したMIL規格の耐久テストを実施予定という。具体的には、強度シミュレーションを綿密に行ない、各部にリブを追加するなどして、同等の強度になるようデザインされているという。
装備する端子類などは同等で、USBコネクターは3.0の仕様で、タイプA×1、タイプC×2の合計3口を搭載する。LAN端子は、変換アダプター不要のRJ45タイプとなる。HDMI出力や、microSDカードスロットも装備する。後述するが、S73ではLTE対応モデルも用意されており、その場合USB タイプC端子が1口減って、タイプA×1、タイプC×1の合計2口となる。
Gシリーズとの相違点としては、後発の優位を活かしたLTE対応モデルのラインナップ、およびFHDでタッチパネルが選択なこと、の2点が大きい。
なお、内蔵バッテリーの容量は、2セル、4セルが選べ(※1)、ディスプレイは下記の3種類が選択できる。急速充電にも対応し、約30分の充電で、およそ8時間使えるので、出がけやランチ中などのちょっとした隙間時間に充電することで、ある程度の余裕を持った駆動(使用)が確保できることになる。なお、HD仕様より、FHD仕様の駆動時間のほうが長いが、これは設計が新しく、より省エネを実現しているためという。
HD仕様
バッテリー 2セル 4セル
駆動時間 約7時間 約14時間
FHD仕様
バッテリー 2セル 4セル
駆動時間 約9.5時間 約19時間
FHD+タッチパネル
バッテリー 2セル 4セル
駆動時間 ―― 約10時間
※1 FHD+タッチパネル仕様では2セルバッテリーはラインナップせず
そのほか、S73では新規オプションとして「ポート拡張ユニットUSB Type-C」を用意(S73だけでなく、G83、VC72、U63にも対応)。LANやUSB、HDMI、DisplayPort、SDカードスロットなどを装備し、複数のケーブルを本ユニットでまとめて、パソコンへはUSB Type-Cケーブル1本で接続できる、というもの(ユニット本体には別途電源が必要)。
dynabook.com(ダイナブックドットコム)
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dynabook.comまた、7月9日(火)には、Dynabook社の取り扱うハードやソリューション、サービスを一堂に集めた展示会「dynabook Day 2019」が、ベルサール新宿グランド コンファレンスセンターで行なわれる。そこでは、本日発表の新製品群の展示・デモに加え、ビジネスセミナー(岸 博幸氏、竹内 薫氏ら)、dynabookブランド30周年記念展示コーナー、そしてこれからの未来を見据えた「NextComputing」コーナーでは、8Kを軸にした各種展示も行なわれるという。