G402 エラック
G402に設置されたエラックブースに、興味深い新製品が並んでいた。「ELAC Archemy Series」と書かれた3つのモデルで、フォノプリアンプの「PPA-2」(¥160,000、税別)、DAC/プリアンプ/トランスデューサー「DDP-2」(¥420,000、税別)、パワーアンプ「DPA-2」(¥250,000、税別)というラインナップだ。
これは先のミュンヘンハイエンドショーで展示されていたシリーズで、先頃エラックの傘下に入ったオーディオアルケミーの技術を継承した製品となる。そこにはオーディオアルケミーの創始者であるピーター・マドニック氏も参画していたようで、どれほどのサウンドを聴かせてくれるのか期待が高まる。
またその横にはエラックの最新プリメインアンプ「DS-A101-G」とスピーカー「BS312 Jubilee」の組み合わせもデモされていた。「BS312 Jubilee」は限定250ペアで7月の発売予定だったが、既に予約で完売してしまったそうだ。改めてエラックスピーカーの人気の高さがうかがわれるエピソードといえる。
G403 アイシン高丘/カジハラ・ラボ/光城精工/サエクコマース/前園サウンドラボ
G403ではアイシン高丘、カジハラ・ラボ、光城精工、サエクコマース、前園サウンドラボによる合同試聴会が行なわれていた。
この5社は先のアナログオーディオフェアでも合同でブースを展示しており、今回もその時と同様に各社の新製品について解説しながら試聴をしてもらおうというものだった。
初日の夕方には小原由夫さんによる講演も行われており、アイシン高丘のラックを使って旧モデルと新モデルでの音の違いを実演していたが、プレーヤーのカクテルオーディオ製プレーヤーを置き換えただけで情報量が確実に変化し、その違いに来場者も驚いていた。
G502/G510 ESD ACOUSTIC
日本初登場のESD ACOUSTICの巨大ホーンシステムがG502/G501に設置され、来場者の度肝を抜いていた。ESD ACOUSTICは2016年に中国・杭州で創業したオーディオブランドで、スピーカー、アンプ、プレーヤーといったオーディオ再生機器をすべて自社でラインナップしている。
G502では来場者が持参したCDを同社のCDプレーヤー「CDT-1B」で再生、D/Aコンバーター「DA-1B」からプリアンプ「DPA-1B」、クロスオーバーネットワーク「DX-1B」、モノーラルパワーアンプ「D100W-1B」というシステムで再生していた。スピーカーは「全号角系統」。
サウンド的にはかなりエッジの効いたタイプで、シンセサイザーを多用したような楽曲では相当なインパクトがあった。同ブランドは現在日本でのディストリビューターを探しているとのことだ。