G505 ヤマハミュージックジャパン

 「OTOTEN2019」では、メーカー各社の意を凝らした展示が並んでいる。中でもマルチチャンネルサラウンドが体験できる、ホームシアターシステムは常に人気が高い。

 そのひとつとして、G505ブースでは、ヤマハのセパレートAVセンター「CX-A5200」+「MX-A5200」を使った11.2ch(7.2.4)システム体験会が開催されている。UHDブルーレイ再生機はパイオニア「UDP-LX800」、プロジェクターはJVC「DLA-X9R」という豪華な組み合わせだ。スピーカーはヤマハSoavoを使用。

画像: 今回の主役CX-A5200。「SURROUND:AI」の効果は抜群

今回の主役CX-A5200。「SURROUND:AI」の効果は抜群

 試聴会は1回45分で、午前中は10:30〜、11:30〜、12:30〜の3回を開催。13:30〜14:45には講師に潮晴男さんを迎えた特別メニューが準備され、その後は15:00〜の予定だ。毎回満席だが、各回の30分前から整理券を配布している。なお潮さんの講演についてのみ、10:30に整理券配布をスタートするそうだ。

 今回は29日の潮さんの講演会にお邪魔してみた。潮さんは「CX-A5200」と「MX-A5200」の音質調整を担当した加藤尚幸さんへのインタビューを交えながら、その魅力を紹介。特に「SURROUND:AI」の快適さには、「一度これをオンにしたら、もう外せません」と話していた。

 そのままアクション映画やディザスター映画を次々に再生し、効果のほどを全員で体験、参加者も耳をそばだててその効果に聴き入っていた。その後もノラ・ジョーンズのライブや、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを再生し、シネマDSPが映画以外のコンテンツでも充分楽しめることを改めて確認した。

画像: スピーカーシステムはフロントハイトとリアハイトを使った7.2.4システム

スピーカーシステムはフロントハイトとリアハイトを使った7.2.4システム

 潮さんによると、「CX-A5200」と「MX-A5200」は、ヤマハAVエンター史上もっとも力感のある、下支えがしっかりしたモデルだという。加えてシネマDSPも、効果がありつつ、でも映画などで大切なセリフを邪魔しない点を高く評価しているそうだ。

 これについて加藤さんが、「現行モデルは工場出荷時に『SURROUND:AI』がオンになっています。これは皆さんに使って欲しいという気持ちの表れです」とコメント。潮さんも「ヤマハファンの皆さんは安心して『SURROUND:AI』を使って下さい」と話していた。

 ヤマハブースの試聴会は30日も満員御礼は間違いない。ホームシアターファンは、会場に着いたらまず整理券を受け取りに行こう。

画像: プロジェクターは8K e-shift機能を搭載したJVCのDLA-X9R

プロジェクターは8K e-shift機能を搭載したJVCのDLA-X9R

G408 映画聴をこうプロジェクト

 OTOTEN2019では、ホームシアター関連8社による“映画を聴こうプロジェクト”を開催。会場内の様々な場所で、いい音で映画を楽しむ提案を行っている。

 ヤマハブースもそのひとつだが、他にもG408ブースではテレビ内蔵スピーカー、サウンドバー、4.1chサラウンドシステムで映画の印象がどのように変化するかを体験できるデモが行なわれている。

画像: 65インチ有機ELテレビをスタートに、音がよくなることで印象がどのように変化するかを体験してもらうデモ

65インチ有機ELテレビをスタートに、音がよくなることで印象がどのように変化するかを体験してもらうデモ

 テレビにはパナソニックの有機EL「TH-65FZ950」を、サウンドバーにはヤマハ「YSA-109」と「YAS-408」、4.1chシステムはマランツ「NR-1710」とダリのOBERONシリーズというもので、ホームシアター入門層が価格に応じて選びやすいように配慮されている。

 会場では、同プロジェクトが昨年実施した“聴きたい映画総選挙2018”の上位作品から『グレイテスト・ショーマン』を上映。さらに『ボヘミアン・ラプソディ』や『スパイダーマン:スパイダーバース』や『ガールズ&パンツァー』といった人気作(予告篇あり)が楽しめるようになっている。

 こちらの会場も多くの来場者が詰めかけて、各ホームシアター機器の音の違いを楽しんでいた。G408は整理券は必要ないので、ぜひ覗いていただきたい。

画像: 再生コンテンツにはビデオマーケットの配信素材も使っている

再生コンテンツにはビデオマーケットの配信素材も使っている

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