スターバックス コーヒー ジャパンは、アプリでオーダー・決済することで、店頭で並ばずにドリンクを受け取れる「Mobile Order & pay」サービスを明日(6月26日)から、東京都内の56店舗でスタートする。
スターバックスは、1996年の日本一号店のオープン以来、順次店舗を増やしてきた。今年3月末で全国に1434店舗を展開しており、一週間の集客数は500万人に及ぶという。
その間、日本人のライフスタイルの変遷、ニーズの多様化にも対応し、仕事や勉強のできる“サードプレイス“というコンセプトも、今ではすっかりユーザーに受け入れられている。
そんなスターバックスでお客さんから一番多いコメントが、「レジの列が長い」「いつも混雑している」というものだという。確かにスタバのレジ待ちは日常茶飯事で、お店に入ってからコーヒーを飲むまでに5分以上かかることも多い。
今回の「Mobile Order & pay」は、そんな声に応えるためのサービスで、明日から提供される最新版の「スターバックス モバイル アプリケーション」を使い、Starbucks Rewardsに登録することで使えるようになる。
サービスの流れとしては、以下の通り。
1. アプリを起動し、お店を選ぶ(近くのお店が地図上に表示される)
2. メニューからドリンクをオーダーする(一度に最大5つまで可能。代金は登録したスターバックスカードから引き落とし)
3. 受取番号(コーヒーの産地と通し番号の組合せ)とおよその時間が表示される
4. 準備ができるとスマホにその旨が通知される
5. お店で品物を受け取る
スターバックスでは、これにより時間がないビジネスマンや子供連れといった、お店でゆっくりできないユーザーにも、効率よく商品を提供できると考えているようだ。それもあり、明日からサービスをスタートする店舗は、丸の内・大手町エリアなどのビジネス街と、ショッピングモールなどの多い郊外立地店舗を中心に選んでいる。
さらにもうひとつ、カスタマイズメニューが使いやすくなるというメリットも考えている。同社では各ドリンクについて、シロップの追加や変更といったカスタマイズを準備しているが、レジが混んでいる場合などはなかなか細かいオーダーはしづらい。
しかし今回のアプリではそれらのカスタマイズも画面から簡単に選択できるので、お気に入りの組み合わせを探しやすいだろう。しかもオーダー内容はアプリに保存されるので、後日同じものを注文しようと思った時にもとても便利だ。
なお明日からの「Mobile Order & pay」サービスは、ドリンク約40品目からスタートするが、将来的にはドリンクの数をさらに増やしたり、フードも注文できるようにしていきたいとのことだった。
ちなみに先行して「Mobile Order & pay」サービスをスタートしたアメリカや韓国では、全体の16%でこのサービスが使われているとかで、日本でも2019年末には300店舗、2020年末までには全国のお店で使えるようにしていきたいと話していた。
今回「Mobile Order & pay」サービスをスタートするお店については、以下の関連リンクで確認していただきたい。