アユートは、同社取り扱いのハイレゾオーディオブランドAstell&Kernの新製品として、ハイレゾプレーヤー「A&ultima SP1000」専用のヘッドホンアンプ「SP1000 AMP」を7月に発売する。価格はオープンで、同社オンラインサイト価格は¥109,980(税込)。

画像: SP1000 AMP(写真はカッパー)

SP1000 AMP(写真はカッパー)

 SP1000 AMPは、上述の通りA&ultima SP1000専用のヘッドホンアンプであり、専用設計であることから、装着もドッキング式で簡単に行なえ、ネジで確実に固定できるのが特徴。

画像: A&ultima SP1000装着時には、カラーリングやデザインの統一感が図られている

A&ultima SP1000装着時には、カラーリングやデザインの統一感が図られている

 A&ultima SP1000のカラーリングに合わせ、ステンレススティール、カッパー、オニキスブラックの3色をラインナップ。装着時のデザインの一体感だけでなく、カラーリングの同一性についても充分に考慮された仕上げとなっている。

 もともとは、A&ultima SP1000の発売時にアナウンスしていたように、他のメーカーとコラボして専用ヘッドホンアンプを発売する計画だった、とのことだが、その実現が難航し、結果として自社で開発、後継モデルとなる「A&ultima SP2000」との同時発表になったという。

画像: ボリュームホイールの下部には、LEDライトが仕込まれており、ホイールを照らす演出も施されている

ボリュームホイールの下部には、LEDライトが仕込まれており、ホイールを照らす演出も施されている

 SP1000 AMPの特徴は、A&ultima SP1000の高出力を可能にしたこと。バランス接続で10Vrms、アンバランス接続で6.2Vrms(ともにハイゲイン設定時)、というスペックを誇る。さすがに、先に発表となった「KANN CUBE」の12Vrms(バランス接続)には負けるものの、A&ultima SP1000のベーススペックであるバランス接続で3.9Vrms、アンバランス接続で2.2Vrmsに比べると、大幅な向上が実現したことになる。

 なお、内蔵バッテリーは容量3700mAhを持ち、最大約9時間(ローゲイン設定時)の使用が可能。A&ultima SP1000を装着した状態で、2台を同時に充電できるのもポイントだろう。装着した状態で本体を収納できる専用ケースも同梱される。

SP1000 AMPの主な仕様
ボディカラー:Onyx Black、Stainless Steel、Copper
外観素材:アルミニウム
フロントパネル:ステンレススティール
アウトプットレベル:
 Low Gain アンバランス2.9Vrms / バランス6.2Vrms(負荷無し)
 High Gain アンバランス6.2Vrms / バランス10Vrms(負荷無し)
SN比:
 Low Gain 110 dB @ 1 kHzアンバランス、111 dB @ 1 kHzバランス
 High Gain 111 dB @ 1 kHzアンバランス、111 dB @ 1 kHzバランス
端子:ヘッドホン(アンバランス)出力(3.5mm/3極)、ヘッドホン(バランス)出力(2.5mm/4極)、USB Type-C [充電/メディアデバイス(MTP)モード]
バッテリー:内蔵リチウムポリマーバッテリー(3,700mAh)
駆動時間:Low Gain使用時 約9時間,High Gain使用時 約8時間
サイズ:
 本体 W75.7×H148×D9mm、
 SP1000接続時 W75.7×H148×D26mm
質量:約200g

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