オーロラサウンド
損保会館504号室では、オーロラサウンドの管球式パワーアンプ「PADA-300B」(価格未定、9月発売予定)のパフォーマンスを確認できる。
PADA-300Bは前段にトランジスターを使ったハイブリッド型モノーラルパワーアンプで、28Wの出力を備えているという。トランスにはルンダール製を採用し、真空管回路にはフィルムコンデンサーのみ使うといったこだわりが施こされている。
また本体はローズウッドのボックスに収められているが、ローズウッドは目の詰まった木材で、響きのよさからギターなどの楽器に使われることが多いという。入力端子はバランス、アンバランスの両方を備え、切り替え式となっている。
会場には同じく真空管ハイブリッドパワーワンプ「PADA」(¥980,000、税別)も並んでおり、スピーカーによってつなぎ替えているそうだ。
ウインテスト
そのPADA-300BやPADAでドライブしていたスピーカーは、ウインテストが輸入販売を手がけているamphion (アンフィオン)のシリーズだった。
トールボーイ型の「Krypton3」(¥2,178,000、ペア、受注生産、税別)と「Argon7LS」(¥698,000、ペア、税別)、ブックシェルフ型の「Argon1」(¥190,000、ペア、税別)という3モデルが並べられ、試聴会の時間や内容によって鳴らし分けられていた。
Krypton3はアンフィオンのフラッグシップモデルで、20mmチタンドーム型トゥイーターの上下を、20cmウーファーで挟んだ仮想同軸配置のモデルとなる。
一方のArgonシリーズは“生活”をテーマにしたラインナップで、センタースピーカーを含めて6モデルがラインナップされている。会場でPADA-300BとArgon7LSを組み合わせた音も聴かせてもらったが、仮想同軸型らしい定位のよさとすっと前にでてくるヴォーカルの再現性、自然な低域感が心地よかった。